アル・ナスルでプレイするデュラン photo/Getty Images
アル・ナスルの攻撃を止められるか
30日、アジアチャンピオンズリーグエリート(ACLE)準決勝で川崎フロンターレはサウジアラビアのアル・ナスルと激突する。
アル・ナスルは準々決勝で横浜F・マリノスを4-1のスコアで撃破しており、クリスティアーノ・ロナウドを筆頭にタレントが揃う。
そのロナウドと並んで危険な存在となるのがアストン・ヴィラから加わっているFWジョン・デュランだ。アストン・ヴィラでも確かな結果を出していた若き点取り屋で、欧州ビッグクラブも目をつけていた。アル・ナスルでも期待に応えて14試合で9ゴールを記録しており、『ESPN』は川崎戦のキーマンにデュランを挙げている。ロナウドも怖いが、マリノス戦で2ゴールを挙げているデュランも危険だ。
チームを指揮するステファノ・ピオリはデュランの加入からシステムを[4-4-2]とし、ロナウドとデュランに2トップを組ませている。これによってロナウドに自由が与えられ、ロナウドは好きなエリアに顔を出している。ゴール前での仕事を担うのはデュランで、同メディアは2人の組み合わせを高く評価している。そこにサディオ・マネやオタビオが絡む攻撃は脅威だ。
一方の川崎からは、同メディアはベテランのMF家長昭博をキーマンに挙げている。今季はベンチスタートとなるゲームもあるが、「最も重要な場面では彼の経験やテクニックを頼ることが多い」と同メディアは評価している。
戦力的には苦しい戦いとなるかもしれないが、サウジアラビア勢に支配されつつあるACLEで川崎は意地を見せられるか。