クーニャを心配するスコールズ氏 Photo/Getty Images
レジェンドの指摘だ
現地報道によれば、マンチェスター・ユナイテッドがウルヴァーハンプトン所属のブラジル代表FWマテウス・クーニャ獲得に近づいているという。契約解除金は6,250万ポンドとされており、クラブ側は今夏の目玉補強として正式オファーに踏み切る構えだ。
クーニャは今季プレミアリーグで15得点6アシストと存在感を示しており、その多才な攻撃性能が評価されている。しかし、かつてユナイテッドで数々のタイトルを手にしたレジェンド、ポール・スコールズ氏はこの移籍に対して懐疑的な姿勢を示している。
『TNT Sports』のコラムでスコールズ氏は以下のように述べている。
「彼にはアモリム監督が求めるフィジカル的な特徴があるのかもしれない。だが、今のユナイテッドに来るすべての選手が心配だ。本当に行くべき場所じゃないという感じだ。プレイの質も低い」
「彼が優れた才能を持っていることは疑いようがなく、もちろん彼と契約できれば素晴らしいことだが彼がチームにフィットするかどうかが心配だ」
「たとえ世界最高の選手を3人連れてきても、今のチームでは苦労するだろう。それでも変化はどこかから始めなければならないのだがね」
また、ルベン・アモリム監督も先週、チームの混乱が選手獲得に影響を与える懸念について問われ、「状況が混沌として見えるのは確かだが、それでもマンチェスター・ユナイテッドだ。多くの選手がこのクラブでプレイしたいと望んでいる」と語った。
クーニャにとってはキャリアの転機となる可能性があるが、スコールズ氏の指摘どおり、現在のユナイテッドで真価を発揮できるかは不透明である。補強の狙いと選手の適性が噛み合うかが問われるタイミングとなっている。