セルティックでゴールを量産してきた前田 photo/Getty Images
前線は補強が必要なエリアか
今季のプレミアリーグを制したリヴァプールだが、新シーズンへ補強が必要なエリアもあるだろう。前線では大エースであるモハメド・サラーの契約延長が決まったが、センターフォワードに関しては物足りないところもある。
ダルウィン・ヌニェスの去就も不透明で、左ウイングからセンターフォワードまでこなすルイス・ディアスの動きも注目を集めている。2人がチームを離れるようなことがあれば、前線の層に厚みをもたらすためにも補強が必要となる。
そんな中で英『Empire The Kop』が興味深いターゲットに挙げたのがセルティックFW前田大然である。今季の前田はセルティックで大暴れしており、爆発的なスピードと運動量はプレミアでも通用するだろう。
ただ、同メディアは前田がリヴァプールに移籍してもスタメンに入れる可能性は低いと見ている。前田はサイドと中央の両方をこなせるが、右はサラーが絶対的だ。左サイドはコーディ・ガクポがおり、ディアスが残る場合は巨大な戦力だ。
今季の前田はセンターフォワードとして大ブレイクしているが、リヴァプールのセンターフォワード1番手になるのも簡単ではない。前線でボールを収める能力など、セルティックのセンターフォワードとは異なる要素が求められる。
それでもバックアッパーとしてはこれほど頼もしい存在もいないだろう。同メディアは「前田がリヴァプールのスタメンに入ったり、外れたりする環境でも満足できるのであれば、2500万ポンドと手頃な金額で検討できるバックアッパーの選択肢としては悪くないだろう」と伝えており、前田は試合途中からでも強烈なスピードでチームに勢いをプラスできる。
出場機会は限られるかもしれないが、リヴァプールにとっても前田にとっても悪い話ではないか。