リーズ時代のサム・アラダイス photo/Getty Images
PLで輝ける実力者を獲得できるのか
24-25シーズンのチャンピオンシップを制し、来季プレミアリーグで戦う権利を得たリーズ・ユナイテッド。2部では46試合で勝ち点100、総得点数はリーグトップの95ゴールとなっており、攻撃的なチームとしてリーグを制した。
そんなリーズの攻撃を中盤から支えているのが、日本代表の田中碧だ。ドイツのデュッセルドルフからやってきたサムライはダニエル・ファルケ監督の信頼を素早く掴み、最終的にリーグ戦43試合に出場して5ゴール2アシストを記録している。
田中に対してはクラブ外からの評価も高く、現在はネパールリーグのクラブを指揮するサイモン・グレイソン氏が指導者として2023年にリーズを率いたサム・アラダイス氏のポッドキャスト『No Tippy Tappy Football』で、今季のリーズを振り返り、その中で田中のパフォーマンスに言及している。
「田中は本当にトップクラスの選手だと思う。今すぐにでもプレミアリーグでプレイできると思う。ボールハンドリングは正確で、ピッチを動き回り、試合の流れを読むことに長けている。彼(田中)の移籍金はたったの400万ポンドだったと思う」
グレイソン氏の発言に対し、アラダイス氏は田中を例に挙げ、今夏の移籍市場でリーズがどのように動くべきか、助言している。
「しかし、400万ポンドの補強を続けてはならない。チームの水準を上げたければ、どこかで多くのお金を使う必要がある。これまで降格したクラブは7、8、9、10人の選手の獲得に予算を割いたが、それでも十分ではなかったからだ」
アラダイス氏はより多くの選手を獲得し、スカッドを厚くするよりも、確実にプレミアリーグで通用する人材に資金を投じるべきだと持論を展開している。
すでにリーズは動き出しており、『THE Sun』によると、リーグ1のマルセイユでプレイするDFレオナルド・バレルディ獲得を目指しているようだ。マルセイユはバレルディの移籍金として2000万ポンド、日本円にして約38億円の移籍金を要求しているとのこと。