リヴァプールとの別れの日近づくA・アーノルド photo/Getty Images
生え抜きの選手ということも影響か
リヴァプールのレジェンドであるジェイミー・キャラガー氏はプレミアリーグ第36節のアーセナル戦で起こったトレント・アレクサンダー・アーノルドへのブーイングに驚きを隠せなかったという。
本拠地アンフィールドで行われたこの試合は、アーノルドが退団発表をしてから初となるホームゲームだった。ベンチスタートとなった同選手は67分より出場したが、ピッチに入る際やボールを持つたびにホームサポーターから大ブーイングを浴びることに。
6歳の頃からリヴァプールのアカデミーに所属し、今ではクラブを象徴する選手に成長したアーノルドの退団はファンにとってもショッキングなことであり、そのため大ブーイングを浴びることになったが、キャラガー氏はこのファンの反応に理解を示しつつ、「行き過ぎだった」と語っている。
「これがこの試合のストーリーだ。試合後にはこれが話題になるだろうし、各新聞の裏面にも載るだろう。ブーイングの多さに驚いた。私としては、赤いシャツを着てトロフィーを勝ち取った選手をブーイングすべきではないと思う。自分のチームの選手がプレイしている最中にブーイングをするのは、私にはできないことだ」
「(ブーイングは)行き過ぎだった。あれが彼の最後のパフォーマンスになった可能性もある。リヴァプールにはサーカスは必要ないから、それは正しい判断だったかもしれない」
「でも、トレントに不満があるなら、コナー・ブラッドリーやスティーブン・ジェラードの名前を叫ぼう。選手をブーイングすると、全国のサポーターからリヴァプールサポーターが批判を浴びることになるから、ブーイングは避けよう」(英『Sky Sports』より)
アーノルドのリヴァプールでの試合は残り2試合。最終節のクリスタル・パレス戦は再びアンフィールドでの試合となるが、ファンは退団決まった生え抜きにどのような反応を示すだろうか。
Boos ring around Anfield as Trent Alexander Arnold's name is announced. A sad ending to a marvellous Liverpool career. pic.twitter.com/hDIIZgZiFf
— DaveOCKOP (@DaveOCKOP) May 11, 2025