ユナイテッド一の高給取りとされるカゼミロ Photo/Getty Images
カゼミロの高給は問題視されてきたが
このところ大規模な従業員のリストラやチケット代の値上げなど、ジム・ラトクリフ共同オーナーの主導のもと経済面の改革に取り組んでいるマンチェスター・ユナイテッド。選手の高額な給与も問題点のひとつとなっているが、驚くべきことに大幅な昇給が見込まれているベテラン選手がいるようだ。
一部の選手たちのあまりに高額な給与は上記のとおり問題となっており、ラトクリフ氏は3月に次のように語っている。
「この夏、我々はアントニーを『買い』、サンチョを『買い』、カゼミロを『買い』、マルティネスを『買い』、ホイルンドを『買い』、オナナを『買う』。彼らは全員、1人あたり約1700万ポンドだ。もし誰も(新たな選手を)買わなければ、彼らを買うことになる。彼らは(自由に切ることができる)電気のスイッチとは違う」
ラトクリフ氏はこれらの選手にかかる高額な給与は、新たな選手を買っているようなものだと語り、整理しなければならないとした。
カゼミロは今季、自身のパフォーマンスの低下により高給への批判を多く受けていた選手だ。しかし最近はパフォーマンスの改善が見られ、再評価の声も高まっている。特にELでは目覚ましい活躍を見せており、もし同大会をユナイテッドが制するとすれば彼も多大な貢献をしたことになる。
カゼミロは現在でもチーム一の高給取りとされ、昇給が事実であればまた議論を巻き起こすことになりそうだが、果たして。
※電子マガジンtheWORLD305号、5月15日配信の記事より転載