降格が決まったスタッド・ランスの伊東 Photo/Getty Images
痛恨の逆転劇
リーグ・アンの昇降格プレイオフ・セカンドレグで、スタッド・ランスはホームでメスと対戦。延長戦の末に1−3で敗れ、合計スコア2−4で7年ぶりのリーグ・ドゥ(2部)降格が決定した。
1週間前に行われたファーストレグは1−1のドロー。16位でリーグ戦を終えたスタッド・ランスは、残留の望みを懸けて本拠地での決戦に挑んだ。伊東純也と中村敬斗が先発出場し、関根大輝はベンチからスタートとなった。
試合は序盤からスタッド・ランスが主導権を握った。均衡が破れたのは57分。伊東がペナルティエリア内で反転を試みたところを、走り込んだアンジュ・マルシャル・ティアが左足で流し込み、スタッド・ランスが貴重な先制点を挙げた。
しかし、その直後に展開が一変する。途中出場した関根がピッチに入って間もない78分、メスはこの試合初のシュートでマチュー・ウドルがゴール。1−1の同点に追いつく。
そのまま試合は延長戦に突入し、110分にアルファ・トゥーレが勝ち越し弾。さらに114分には、飛び出したGKイェヴァン・ディウフの裏を突くゴティエ・ハインのロングシュートが決まり、勝負は決した。
1−3で敗れたスタッド・ランスは、合計2−4でリーグ・アンからの降格が決定。
2017−18シーズン以来7年ぶりの2部リーグでの戦いを余儀なくされる。
今季チームに3人の日本人選手を抱えたスタッド・ランスだが、伊東、中村、関根が来季も残留するかは不透明。日本代表の主力を務める伊東や中村にとっては、代表活動への影響も避けられない可能性がある。クラブの来季方針とともに、今後の動向に注目が集まる。
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