CLを制したPSG photo/Getty Images
この戦いを継続できるならば連覇もあり得る
5月31日にチャンピオンズリーグ決勝でインテルを5-0と衝撃のスコアで撃破し、欧州の頂点に立ったパリ・サンジェルマン。
この決勝でも際立っていたのがチーム全員のハードワークと、それを可能にするフレッシュで若い選手たちだ。
何よりポジティブなのは、このチームを作り上げた指揮官ルイス・エンリケとの契約を今年2月に2027年まで延長していることだ。加えて同じタイミングでDFアクラフ・ハキミ(26)、MFヴィティーニャ(25)、DFヌーノ・メンデス(22)との契約も2029年まで延長していて、3人とも今回の優勝に欠かせなかったキーマンである。
その1人であるメンデスは今回のCL優勝後に「僕たちは新たな時代を築くことができると思う。非常に優秀なチームになっていると思うし、若い選手も多い。僕たちはまだまだ学ぶべきことがたくさんあるんだ」と貪欲だ。
センターバックのウィリアム・パチョ(23)、中盤で攻守に走り回ったMFジョアン・ネヴェス(20)、ベンチに控えるMFウォーレン・ザイール・エメリ(19)、決勝で2ゴールの輝きを放ったFWデジレ・ドゥエ(19)、左サイドを上下動し続けたFWクヴィチャ・クワラツヘリア(24)、今季本格ブレイクを果たしたFWブラッドリー・バルコラ(22)、途中出場からゴールを奪ったFWセニー・マユル(19)など、10代から20代前半の選手も多い。
エンリケの下で別人のように生まれ変わったFWウスマン・デンベレも28歳と中堅世代であり、今の姿勢でサッカーに取り組み続ければ長くトップレベルを維持できるかもしれない。
インテルを圧倒した強さは本物であり、決して偶然の優勝ではない。あのハードワークを維持できるならば、来季も優勝候補筆頭と言ってもいいだろう。