ジェラード、ランパードのように何でもできるオールラウンドMF...の画像はこちら >>

アーセナルで活躍するライス photo/Getty Images

今ではドリブル、フリーキックの飛び道具まで

今季はチャンピオンズリーグでレアル・マドリード相手に強烈なフリーキックを炸裂させるなど、セントラルMFとしての進化を見せてくれたアーセナルMFデクラン・ライス。

かつてのライスは対人戦に優れた守備的MFとのイメージもあったが、今では異なる。

何でもこなせる万能MFとして、ワールドクラスMFとの評価を手にしている。イングランド代表での影響力は先輩のポール・スコールズやスティーブン・ジェラード、フランク・ランパードといった選手たちに近いものになりつつあるのではないか。

英『TBR Football』によると、ジェラードもライスの成長を称えている。ただ、もう少しだけ得点力をアップさせてほしいと注文もつけている。

「彼は素晴らしい選手だと思うよ。大きく成長したね。ペナルティエリアに入る機会も増えたし、得点力も増した。キャリアの初期は、みんな彼を単なる守備的MFとしか見ていなかったと思う。今では素晴らしいパス能力、ドリブル能力など、プレイに多くの要素を加えたオールラウンドなMFになっている。彼のプレイを見るのは好きだよ」

「ただ、もう少しゴールを重ねていく必要はあると思う。彼がPKを担当するところを見たいね。最近のMFは15ゴールくらい求められるようになっている。
昔は10ゴールでも良かったけど、今は15ゴール、20ゴールといった領域だ。彼にはそのレベルに到達し、ゴールを奪えるオールラウンドなMFになってほしいね」

ジェラードやランパードはもっと攻撃的なMFだったが、ライスも何でもこなす万能MFになってきているのは間違いない。イングランド代表の中盤でも絶対に欠かせないキーマンであり、2026ワールドカップでもカギヲ握る存在だ。

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