先日イランに勝利したカタール photo/Getty Images
10月のプレイオフへ意気込み
相手が早々に退場者を出したこともあるが、カタール代表は6日に2026ワールドカップ・アジア最終予選で強豪イランを1-0で撃破。何とかグループAの4位につけ、今年10月に行われるプレイオフ進出が決まった。
最終予選でワールドカップ出場を決めることは出来なかったが、まだチャンスは残っている。そして5月より、カタールはスペイン代表やFCポルト、ウェストハムなどを指揮してきたフレン・ロペテギを指揮官に迎えた。
今回のイラン戦はロペテギの初陣だったわけだが、何とか1-0で勝利を収めることができた。まずは幸先の良いスタートだろう。次なるミッションは10月のプレイオフを勝ち抜き、本大会出場権を掴むことにある。
ロペテギはイラン戦前にFIFAのインタビューに応えていて、カタールにワールドカップ出場権を掴む力があるはずとコメントしていた。
「仕事のオファーを出してくれる人、それを受ける自分の熱意。これがピッタリ融合する瞬間というのがあるんだ。難しい時期にカタールの仕事を引き継ぐことになるのは理解しているし、ワールドカップ出場へ何か素晴らしいことを成し遂げないといけない。10月のプレイオフへ全力を尽くすつもりだし、突破に必要な力があると信じている。それがカタール代表監督の仕事を受けた理由でもある。過去にもカタールでの仕事について交渉したことがあって、この国のサッカープロジェクトを以前から認識していた。
「カタールは自力でアジア予選を突破し、ワールドカップ出場を決めたことは1度もない。その夢のために戦う。夢はもうすぐそこだ」
ロペテギは欧州トップリーグで長く仕事をしてきた経験値がある。常に成功を収めてきたというわけではないが、欧州での経験をカタールに持ち込むことはできるだろう。
前回大会はホスト国としてワールドカップに出場しているが、代表強化には継続的なワールドカップ出場が重要だ。今度は自力で出場を決められるのか。10月の決戦へロペテギの準備に注目が集まる。