王座返り咲きを目指すケラモフ (写真:本人インスタグラムより)
チョークを狙うも決め切れず
「RIZIN LANDMARK 11 in SAPPORO」が14日、北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナで行われ、メインカードで元フェザー級王者ヴガール・ケラモフが木村柊也に、3-0で判定勝利を飾った。
ケラモフはこれまで朝倉未来に一本勝ちし第4代RIZINフェザー級王者に輝くと、防衛戦で鈴木千裕にまさかのグランド状態で下からの踵を顎に受け意識が飛び、続くパウンドで敗北し王座陥落となった。
その後、ライト級のRIZIN王者ホベルト・サトシ・ソウザとのタイトルマッチを志願して24年の大晦日に闘ったものの三角絞めで一本負け。今回が再びフェザー級へ戻しての再起戦となった。
対する木村はMMA6戦目。プロデビューから5戦全勝・全KOで勢いに乗る。すると元王者は、その木村に苦戦。試合序盤からケラモフはタックルを決めては、グラウンドでバックを取るものの、最後のところで極めることができずブレイクまで持っていかれてしまう。ただ木村もその状況を打開することができず、3回までこの展開が繰り返され、タイムアップとなった。
その後の判定ではジャッジ3人ともケラモフを支持。結果的には3-0で圧勝だった。
試合後にこの日のパフォーマンスを振り返ったケラモフは、苦戦の理由について「実はインフルエンザにかかり、日本に来る前の10日間ぐらい、高熱で体調が悪かった。でもそんなことを試合の前に言うことはしたくなかったので、あえて言わなかった」と不調だったことを明かした。そして対戦相手の木村については「強い選手。
今回、思わぬ形で苦戦したケラモフ。次戦ではRIZINフェザー級王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフへの挑戦が噂されている。