女子サッカーは確かな盛り上がりを見せている photo/Getty Images
来月の女子欧州選手権も注目
近年は欧州トップリーグ、アメリカ国内リーグ、さらには2023女子ワールドカップの出場国が24から32に拡大されるなど、人気を広げている女子サッカー。来月からはスイスで女子欧州選手権(EURO)2025が開催される予定で、こちらも注目を集める。
まだまだ人気は広がっていくとの予想もあるが、女子サッカーを専門とする『Shekicks』は今後の5年間で女子サッカーのファンが世界で8億人に達するとの大胆予想を紹介している。
スポーツのデータ分析を専門とする『Nielsen Sports』のディレクターを務めるサマンサ・ランベルティ氏は、女子サッカーがとんでもない勢いで人気を伸ばしていると語り、その成長が止まることはないと期待をかけている。
「我々は長い間女子サッカーの可能性を信じてきた。そして今、我々は画期的なまでの成長を目の当たりにしている。メディアの権利からスポンサーシップ、サポーターの増加、これらは未来の話ではなく、現在の話だ」
女子サッカーのメインファン層は女性が多いようだが、同メディアは現時点で男性ファンも全体の40%にまで増加しているとの分析も紹介していて、5年後の2030年を迎える頃には世界でもトップクラスの人気スポーツジャンルの1つに成長している可能性がある。
『ペプシコ』のジェーン・ウェイクリー副社長も「ペプシコでは、女子サッカーを単なるスポーツとしてではなく、我々のブランドに刺激を与えて成長させる力を持つ文化的なものと捉えている。企業としてUEFA女子、FIFA女子ワールドカップ、WNBAなど、世界中の女子アスリートと提携できることを誇りに思う。これらのプラットフォームがさらなる影響力を放ち、視聴者の強烈な情熱を引き出すと分かっているからだ」と語る。
まずは7月の女子欧州選手権だが、どんな盛り上がりを見せるのか。女子サッカー界には新たな風が吹いている。