自身初の世界戦で敗れた佐々木 (写真:本人インスタグラムより)
記憶も戻る
プロボクシングWBO世界ウエルター級2位・佐々木尽が25日、都内で会見を開き、19日に行った王者ブライアン・ノーマン戦を振り返った。
日本人初の同級王者誕生が期待されたこの試合、しかし王者との実力の差は歴然だった。
佐々木は「結果を出せなくて、本当に悔しい気持ちでいっぱい。皆さんに勝利した姿をお見せすることができなくて、本当に申し訳ない気持ちでいっぱい」と現在の心境を吐露。直近約2カ月間の記憶が断片的に失しなわれたと報じられていたことについては「気がついたら病院にいて、『えっ! 今何してた?』ってなった。でもそこからどんどん記憶が戻ってきて、1日ぐらいで記憶は全部戻った」と語った。
試合に関しては全てにおいて相手が上回っていたとし、「特に技術面の差をすごく感じた。ただ根本的なスピードとパワーの差はあんまりなく、技術を磨けばウエルター級の世界チャンピオンにはまだ全然なれると思う」と再起を誓った。