ニック・ヴォルテマーデがチェルシー、ナポリからのオファーを辞...の画像はこちら >>

去就が注目されているヴォルテマーデ photo/Getty Images

既にバイエルンとは個人合意

シュツットガルトとバイエルン・ミュンヘンは、今週からニック・ヴォルテマーデの移籍についてのクラブ間交渉に入るようだ。

198㎝の長身を活かしたポストプレイと抜群のシュート精度を併せ持つ現在23歳のヴォルテマーデは、今季シュツットガルトで公式戦33試合に出場して17ゴールを記録。

今月スロバキアで開催されていたU21欧州選手権でも6ゴールをあげる活躍を見せ、ドイツU21代表の準優勝に大きく貢献した。同選手は、今やフロリアン・ヴィルツやジャマル・ムシアラと並ぶドイツの次世代スター候補であり、今年夏の移籍市場で多くのビッグクラブが獲得を狙う注目銘柄となっている。

ドイツ紙『Bild』によれば、ヴォルテマーデも今がステップアップの好機であると考えていて、さらに同選手の中では移籍先についてもバイエルン以外の選択肢はなくなっているようだ。既にシュツットガルトのセバスティアン・ヘーネス監督にはバイエルンに移籍したいとの希望を伝達し、さらに代理人に接触してきていたナポリとチェルシーに対しても移籍の意思はないと断りの連絡を入れたという。

また、以前からヴォルテマーデに興味を示していたバイエルンは、既にヴォルテマーデと移籍について個人合意に達していて、今月26日(現地時間)にマックス・エバール取締役がシュツットガルトのスポーツディレクターであるファビアン・ヴォルゲムート氏に電話でヴォルテマーデ獲得の意向を伝え、今週中に正式オファーを提示してクラブ間交渉に入る予定であるとも『Bild』は伝えている。

しかし、そのクラブ間交渉は難航が予想されている。バイエルンは最大5000万ユーロ(約84億7000万円)までの移籍金の支払いに応じる準備がある一方、シュツットガルトはそれまでの6000万ユーロ(101億7000万円)から一気に1億ユーロ(約169億5000万円)まで要求をつり上げているとされるためだ。両者の隔たりはあまりにも大きく、妥協点を見出せるかは不透明だ。

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