ドンナルンマ「傷つけるつもりは全くなかった」と釈明 代理人も...の画像はこちら >>

衝突後に涙を流したドンナルンマ photo/Getty Images

ムシアラは全治5か月の大ケガ

バイエルンのジャマル・ムシアラが、クラブW杯準々決勝で腓骨骨折と足首脱臼の重傷を負った件について、衝突した相手であるパリ・サンジェルマンの守護神ジャンルイジ・ドンナルンマが「傷つけるつもりは全くなかった」と釈明する事態となっている。

またドンナルンマの代理人エンツォ・ライオラ氏も、この出来事について『La Gazzetta dello Sport』の取材で、当時の状況を次のように説明した。



「ほんの一瞬の出来事だった。セーブがファウルに変わるには、ほんの紙一重。ドンナルンマが先にボールに触れ、そのまま衝突を避けられなくなった。彼がムシアラを傷つけるつもりだったと考えるのは不公平だ。彼はムシアラの早い回復を願い、これまで以上に強くなって戻ってくることを望んでいる」

さらに同氏は、マヌエル・ノイアーが二人の衝突後に「ドンナルンマがわざと気付かぬふりしてムシアラから離れた」と主張したことについて反論。「ドンナルンマは何もなかったかのように振る舞いたくなかった。とても繊細な人だ。彼はそこに居続けることに耐えられず、医師たちがムシアラに最善の治療を施してくれることを願い立ち去ることを選んだ。前半を終え、ロッカールームに入ると、彼は携帯電話の電源を入れ、『わざとではない』とメッセージを送った。正直に言って、ノイアーの気持ちは理解できる。チームメイトを守るのは普通のことだ」と述べた。

またライオラ氏は、2014年W杯決勝でノイアーとイグアインが交錯した件についても触れ、「ノイアーは拳で殴打した。
彼は後に謝罪したが、相手を傷つけるリスクを承知の上で、チームの危険を回避しようとしたと認めた」と話し、批判した当人にも起きていた同じような事例を挙げて、ドンナルンマを擁護した。

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