マンチェスター・シティのマルムシュ photo/Getty Images
半年早いマルムシュが有利か
フランクフルトのウーゴ・エキティケのリヴァプール行きが濃厚となったようだ。移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏らが伝えている。
エキティケは190cmとサイズのあるFWで、昨季のフランクフルトでは公式戦48試合に出場して22ゴール12アシストを記録しており、チームのブンデスリーガ3位フィニッシュに大きく貢献した。
リヴァプールは以前からCFの獲得を目指しており、エキティケはクラブの期待に応えることはできるのだろうか。
昨季のフランクフルトではエキティケに並ぶもう1人のストライカーが在籍していた。それがオマル・マルムシュだ。冬の移籍市場でマンチェスター・シティに移籍しており、ともに来季はイングランドを舞台に戦うことになる。
フランクフルトのディノ・トップメラー監督は両者を高く評価しており、「我々には何もないところからゴールを決められる2人のCFがいる」と当時コメントを残している。
そこで『Manchester Evening News』は両者を比較し、どちらのクラブがよりよい契約をしたのか、来季はそれが議論になるだろうと予想している。
まず移籍金だが、マルムシュは5900万ポンド(約117億円)、エキティケは加入前ではあるが6900万ポンド(約137億円)での獲得が予想されている。
単に移籍金だけをみればより少額なシティが有利とする声もある。ただ、エキティケはマルムシュよりも若く、当然といえば当然だ。
また来季の活躍でいえば、半年早くプレミアにやってきたマルムシュが有利なのは間違いないだろう。すでにシティで25試合に出場して8ゴール3アシストを記録している。
近年のプレミアリーグではリヴァプールとシティ、アーセナルの3クラブがタイトルを争っており、マルムシュとエキティケ、彼らの活躍が優勝に直結することになるのだろうか。