ヘビー級4団体再統一 PFP1位のウシクが圧巻の5回TKO ...の画像はこちら >>

24戦24勝(15KO)PFP1位のウシク photo/Getty Images

圧倒的な強さ

ボクシングWBA・WBC・WBO世界ヘビー級王者オレクサンドル・ウシクが、IBF同級王者ダニエル・デュボアに5回1分52秒KO勝ちを収め、2度目のヘビー級4団体王座統一を成功させた。

この両者は2023年8月にも一度対戦。

その際はWBA・WBO・IBF統一タイトル戦として行われた。5回にはウシクがボディを受け膝をつき、ダウンかと思えたがローブローと判定され、その後ウシクが9回でTKO勝ち。因縁の再戦となった。

試合は、ウシクがヘビー級とは思えないスピードと華麗なフットワークを披露。序盤からジャブやストレートをいいタイミングで放ちリズムよく展開する。そして5回、攻勢に出たデュボアを相手にガードと間合いでかわしつつ、コーナーを背負いながらも右フックをテンプルに決めダウンを奪う。その後、デュボアは立ち上がるも動きにはキレがなく、強引にパンチを振ったところ、ウシクのカウンター左フックが炸裂。デュボアはマウスピースを吐き出しマットに沈んだ。

ウシクは試合後に「38歳はまだ若い。まだ始まりにすぎない。神様とチームと、ウェンブリーのファンのみんなに感謝したい」と述べると、今後について「次はタイソン・フューリーか、デレック・チゾラか、アンソニー・ジョシュア、ジョセフ・パーカジョシュアか、まだわからない。まず国に戻って2、3カ月は家族と休みたい」と、次戦以降の試合を示唆する発言も行った。

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