中谷潤人に敗れた西田凌佑が現役続行を表明 2階級アップ計画も...の画像はこちら >>

S・バンタム級への挑戦を明言した西田 (写真:本人インスタグラムより)

同級は井上尚弥が君臨

前IBF世界バンタム級王者・西田凌佑が、大阪市内の所属ジムで会見を行い、階級を上げて現役続行を表明した。

その西田は、6月8日にWBC・IBF世界バンタム級王座統一戦で中谷潤人と対戦し、6回終了後に右肩脱臼で棄権。

王座陥落となっていた。

西田はこの日の会見で「中谷選手に負けたら辞めると決めていた」と意外な胸の内を明かすと、それでも中谷戦では2回、3回と相手を上回る姿を見せたことも実感したのだろう。「あの試合で終わるのは悔いが残る」と心改めたことを語った。

そして気になる階級はこれまで戦ってきたバンタム級の一つ上のスーパーバンタム級だ。西田はバンタム級では減量苦を感じていた。無理な減量で必要な脂肪や筋肉が落ちたことも脱臼の原因だと医師から説明されたことも明らかにした。

所属ジムの枝川孝会長はさらに「階級を上げれば減量も楽になる。また強い西田を見てもらえる」と前置きし、さらに「スーパーバンタムはすごい選手がいる。飛び越えてフェザー級もどうかと思っている」と2階級アップの計画も語った。それに対し西田は「井上選手をはじめ、すごい選手ばかり。今はチャンピオンへ向けて1戦ずつやって」と着実にステップアップを踏む意欲を見せると、井上との対戦については「対戦できる可能性があるならやりたい」と控え目に希望した。

中谷もスーパーバンタム級への転級が噂されている。
その因縁の相手へのリベンジには「まずは自分がチャンピオンになることが先決。その上でその時に中谷選手が勝ち続けていたなら」と話した。

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