マンチェスター・シティ加入濃厚のトラフォード photo/Getty Images
エデルソンの配球はこれまで大きな武器だったが
マンチェスター・シティがバーンリーのジェイムズ・トラフォード獲得に近づいている。『The Athletic』はシティが保有していた買戻しオプションを行使し、2700万ポンドの移籍金を支払って獲得する見込みだと報じた。
トラフォードは2015年からシティに在籍しており、2023年にバーンリーに完全移籍。2年の期間を挟んで復帰することになる。
エデルソン(31)、シュテファン・オルテガ(32)、マーカス・ベッティネッリ(33)と比べると、一回り若い22歳のGKだ。
『BBC』ではなぜシティがトラフォードの獲得を目指すのかと題して、同選手を特集。セービング、パス成功率のデータを交えて、シティでの未来を分析している。
シティはGKにビルドアップでの高い貢献を求めており、それはエデルソン、そしてシュテファン・オルテガのスタイルからも読み取れる。特にエデルソンは長短のパスを武器に攻撃にも貢献することができ、昨季はGKながらプレミアリーグで4つのアシストを記録している。
トラフォードは彼のスタイルとは異なり、セービングが強みとして知られている。昨季のバーンリーでは29試合でクリーンシートを記録し、これはリーグトップの成績だった。PKにも強く、サンダーランド戦では1試合に2本のPKをストップした。
プレミアリーグ、そしてチャンピオンシップとリーグが異なるため単純な比較は難しいが、昨季のセーブ率はトラフォードが84.4%、エデルソン(64.4%)とオルテガ(64.4%)を大きく離している。
特にエデルソンはセービングよりもキックに注目が集まることが多いGKであり、トラフォードが来季スタメンとなれば、ブラジル代表GKとは異なる強みをチームに提供することができる。
しかし、パス成功率はエデルソンが86.2%でトップ、オルテガ(79.4%)、トラフォード(70.3%)と続く。
ただこれもチームのスタイルに依存する数字であり、単純比較することはできない。
同メディアによると、シティはトラフォードをプレミアリーグトップクラスのGKに育てられると考えているようで、未来のイングランド代表守護神が今後どのようなキャリアを歩むことになるのか注目したい。