上田綺世も指導した新監督がカギを握る 大胆な若手起用と勇敢な...の画像はこちら >>

6万人のファンが集結した本拠地フェルティンス・アレナ 画像はクラブ公式Xより

まずはリーグ初戦を勝利

ひと足早く開幕したブンデスリーガ2は第1節が行われ、シャルケ04はヘルタ・ベルリンに2-1と勝利し初戦を飾った。

かつてはCLにも出場できる強豪だったが、近年は低迷にあえいでいるシャルケ。

昨季、一昨季ともに1部への昇格を果たすことはできなかった。しかし今季は新監督ミロン・ムスリックのもとで復活を遂げるだろうと独『Bild』は報じている。

ムスリック監督はヘルタ戦で、若手を大胆に起用した。先発にはMFペーター・レンメルト(20)、DFヴィタリー・ベッカー(20)、DFフェリペ・サンチェス(21)らを送り込んだ。レンメルトはFWムサ・シラの先制点をアシストしている。他にもMFソフィアン・エル・ファウジ(23)らチームには若いタレントが多くおり、多くは昨季結果を出せなかった、あるいは戦力外とみなされローン移籍していた選手たちだ。ムスリック監督は彼らにチャンスを与え、新たなチームに生まれ変わらせようとしているのだ。

かつてサークル・ブルージュで日本代表FW上田綺世を指導したこともあるムスリック監督は、果敢なハイプレス戦術で知られる。同紙は「ムスリックはチームを攻撃的なプレッシング部隊へと変貌させ、相手チームにダメージを与え続ける。そしてファンを熱狂させる。6万人のファンとの感動的なワンツーだ持続できれば、アリーナは要塞と化すだろう」と報じた。

まだ初戦を終えたばかりだが、ムスリック監督は試合後、「力強いパフォーマンスと素晴らしいサポートのあとには、観客が集まって拍手喝采できる。
そのことをここ数日感じ、イメージしてきました」と手応えを語っている。生まれ変わった名門シャルケは今季こそ1部昇格を果たすことができるか、期待が高まっている。

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