ハーランドは現在25歳だ Photo/Getty Images
25歳がもっとも価値が高い
サッカー界でよく目にする言葉「市場価値」。選手の価値を評定する指標となる数値で、実際にこの価格通りに取引されることは少ないが、選手が現在どれほど注目されているか、どれほどのランクにあるのかを判断するためによく使用される。
サッカー選手の選手生命は短いといわれるが、ではどの年齢でもっとも価値が高くなるのだろうか。独自の市場価値の数値を算出している独データサイト『Transfermarkt』は統計を発表している。
この統計によれば、もっとも平均市場価値が高くなるのは25歳だ。現在6058人の選手がおり、合計で69億8000ユーロの価値となる。1人あたりに換算すると115万ユーロに相当する。25歳の選手のなかでもっとも価値が高いのはマンチェスター・シティのアーリング・ハーランドで、1億8000万ユーロとなっている。
グラフは25歳を頂点にピラミッド型になっており、26歳が2番目(62億4000万ユーロ)に、24歳が3番目(61億2000万ユーロ)に価値の高い年齢となっている。総計50億ユーロを超えるのは22歳~27歳までの6つの年齢層で、将来性と選手としての成熟が重なる時期だということだろう。
しかし年齢の若い選手は、将来性を考慮し個人の市場価値が高まる傾向がある。現在もっとも市場価値が高いのはバルセロナのラミン・ヤマルで、2億ユーロの世界最高評価額となる。その他ジュード・ベリンガム(22)が1億8000万ユーロ、ブカヨ・サカ(23)が1億5000万ユーロ、ペドリ、フロリアン・ヴィルツ、ジャマル・ムシアラ(いずれも22)が1億4000万ユーロと、上位には比較的若い選手が多い。10代の選手では、ヤマルに続いてパウ・クバルシ(18)が8000万ユーロ、エステバン・ウィリアン(18)が6000万ユーロとなっている。
なお現役最高齢はアトレチコ鈴鹿の三浦知良(58)で、市場価値は2万5000ユーロとなっている。