「ディオゴ・ジョタ財団」を名乗るウェブサイト、約948万円の...の画像はこちら >>

自動車事故で他界してしまったジョタ Photo/Getty Images

詐欺か

「ディオゴ・ジョタ財団」を名乗っていたウェブサイトが、約5万ポンドの寄付金を集めたのちに消えた。『Telegraph』が報じている。



同財団は「若者に力を与え、地域社会を活気づけ、すべての人にサッカーの喜びをもたらす」という名目で寄付金を募っていた。47,715ポンド(約948万円)を集めたと発表したが、現在ドメインdiogojotafoundation.orgには空白のページが表示される。

同紙がこの財団の活動について報じたところ、ジョタの家族は同財団とのいかなる関係も否定した。

また、このウェブサイトにはリヴァプールFC、ユニセフ、アリアンツ、ポルトガル開発プラットフォームのNGOのロゴが掲載されていたが、同紙が問い合わせたところ、そのうちの3社は財団との協力を否定したという。

この財団は暗号通貨による支払いのみを受け付けており、その点も怪しかったと『Daily Mail』は報じている。ウェブサイトには「NOWPaymentsを通じてUSDT、ETH、その他の暗号通貨で安全に支払いできる」と案内されていたが、NOWPaymentsのCEOであるケイト・リフシッツ氏は、この財団のためのいかなる支払いも取り扱っていないと述べている。

若くして命を失った選手をダシに金を騙し取ろうとした詐欺の疑いが非常に強く、『Daily Mail』は現在、この財団に寄付をした人の情報提供を呼びかけている。ジョタの死を利用するなど許されないことで、真相の解明が待たれている。

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