リールの選手としてリーグ・アンに戻ってきたジルー photo/Getty Images
前線で相変わらずの強さを見せている
アメリカ・MLSでのロサンゼルスFCでのプレイを経て、今夏フランスのベテランFWオリヴィエ・ジルーが母国フランスに戻ってきた。
ロサンゼルスFCではチームスタイルにフィットしなかったが、得点力はまだ衰えていない。
気が早いようにも思えるが、仏『L’Equipe』はフランス代表に復帰する考えはあるかとジルーに尋ねている。ジルーはフランス代表で137キャップを記録してきたが、昨夏のEURO2024を最後に代表引退を表明している。
しかし38歳を迎えた今もリーグ・アンで結果を残せており、コンディション的にはまだまだ代表でもプレイできるかもしれない。
ただ、ジルー本人は答えを焦っていない。完全否定しているわけではないものの、今後は後輩選手たちに任せていきたい考えのようだ。
「もう終わりだと決めたからね。絶対に無いとまでは言えないけど、僕より若い世代に素晴らしい才能が育っていること、前進を続ける若手選手たちがいることも分かっている。彼らは自分たちの物語を紡いでいかないといけない。僕は自分の役割を果たしたからね。あとは彼らが道を歩む番だ」
ジルーのように前線で体を張れるストライカーは貴重で、ポストプレイのクオリティは今のフランス代表FW陣と比べてもトップレベルと言える。このままリーグ・アンで活躍を続ければ、来年の2026ワールドカップへこの議論は活発化するかもしれない。