昨季は優勝に大きく貢献したコナテ photo/Getty Images
開幕2試合では不安定なところも見せている
何とか開幕2連勝を飾ったものの、昨季王者リヴァプールのスタートは実に不安定だ。主な問題点は守備にあり、開幕節のボーンマス戦、第2節のニューカッスル戦ともに2点差のリードを守れず追いつかれてしまっている。
中でも『Forbes』が昨季とは別人と厳しい評価を下すのは、DFイブラヒマ・コナテだ。最終ラインの絶対的リーダーであるフィルジル・ファン・ダイクの相棒としてコナテは評価を上げてきたが、今季は簡単に入れ替わられるシーンもあるなど、やや不安定だ。
「コナテはリヴァプールのどの選手より苦戦していると言える。昨季はタイトル獲得に貢献したが、その時の姿は影を潜めている。軽率な判断もあり、空いたスペースを埋めるのにも四苦八苦している。コナテについては去就を巡る噂もあるが、最近のパフォーマンスを見れば先発メンバーから外す必要もあるかもしれない。現在はマーク・グエイがターゲットに浮上しており、市場閉幕までに獲得がまとまる可能性がある。最近の状況から判断すれば、ファン・ダイクのパートナーとしてはコナテよりグエイの方が適任だろう」
もっとも、不安定な守備の原因はコナテ以外にもある。ここまでは少々チーム全体でオープンになりすぎるところもあり、リードを奪ってからの守備固めも上手くいっていない。開幕節のボーンマス戦ではMFライアン・グラフェンベルフを欠いていたことも厳しかった。続くニューカッスル戦については、素直に相手の強さを称えるべきところもあるだろう。
それでもコナテの状態が100%でないのは明らかで、これが続く場合は厳しい判断が必要となりそうだ。