レッドブルで奮闘する角田 Photo/Getty Images
カディラック移籍を発表
レッドブルから放出されたセルジオ・ペレスが、後任としてチームに加入したリアム・ローソンと角田裕毅の苦戦について初めて言及した。2024年シーズンにわずか48ポイントしか獲得できずチームを去ったペレスだが、自身が2026年からキャデラックでドライブすることを発表した。
ペレスは『Sky Sports F1』のインタビューに対し、ローソンが2レースで無得点、交代した角田が12レースで7ポイントしか獲得していない現状について「彼らは素晴らしいドライバーだ。だが、あのマシンを運転する方法は非常にユニークだ」と語った。彼は、レッドブルのマシンが持つ「ユニークなドライビングスタイル」に適応することがいかに難しいかを強調している。
彼は「私の前にも、私の後にも素晴らしいドライバーたちがいたが、あのマシンに適応するのは非常に難しかった」と述べ、自身が長年にわたってそのマシンを乗りこなしてきたことを強調した。そして、「雨や風といった変動要素があると、運転不能になる」と、マシンの難しさについて具体的な例を挙げた。
ペレスは、自らの苦闘を振り返り、「精神的に非常に強かったからこそ、私は長く生き残れた」と語っている。メディアから多くのプレッシャーを受けていた彼は、後任の苦戦が自身のパフォーマンスを正当化するものだと考えているようだ。ペレスの発言は、レッドブルのセカンドドライバーの難しさを改めて浮き彫りにした。