マドゥエケの実力はサカをも超えている? アーセナルとイングラ...の画像はこちら >>

アーセナル入りしたマドゥエケ photo/Getty Images

今月はイングランド代表でも躍動

今夏にアーセナルがチェルシーから獲得したFWノニ・マドゥエケは、主に右サイドからの仕掛けを得意とするレフティーアタッカーだ。ただ、アーセナルの右ウイングにはブカヨ・サカがいる。現在は怪我で離脱しているが、サカのコンディションが整っている場合はサカが右の1番手、マドゥエケは2番手になると見られている。

気になるのは、この序列がひっくり返るかどうかだ。マドゥエケもイングランド代表メンバーに入る実力者であり、9日に行われた2026ワールドカップ欧州予選・セルビア戦では味方との見事な連携から右サイドを突破し、チームの2点目となるゴールを記録している。

マンチェスター・ユナイテッドで活躍したOBのポール・パーカー氏は、サカよりもマドゥエケの方が上との見方を示している。縦への加速感など、サカ以上のものがあると評価しているのだ。

「チェルシーはマドゥエケをアーセナルへ売却したが、彼はイングランド最高のウイングの1人であり、今月のアンドラ戦でもベストプレイヤーだった。リヴァプールに敗れたゲームでも彼はとても前向きなプレイを見せていたよね。チェルシーが彼を放出したのは奇妙な決断だったと思う。マドゥエケのプレイを見ていると、サカより優れていると思う。サカはスピードの変化も大きくないし、相手DFを怖がらせることもない。マドゥエケは相手DFを抜き去ろうとし、DFを恐怖させている」(『Which Bookie』より)。

サカも右サイドからの仕掛けは超ハイレベルで、中へ切れ込んでのミドルシュートは年齢を重ねるごとに精度を増している。しかし、マドゥエケも仕掛ける力は高く、単純なスピードならばサカを上回るものがある。マドゥエケは左サイドにも入れるが、中へカットインしてのシュートを狙うなら右サイドの方が良い。サカの離脱中にマドゥエケが存在感を残せば、アーセナルとイングランド代表の両方で序列がひっくり返る可能性もゼロではない。



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