バルセロナのダニ・オルモ photo/Getty Images
ここまで先発出場は1試合のみ
ダニ・オルモがバルセロナで苦境に陥っている。昨季夏にライプツィヒから期待の即戦力として加入した同選手だが、2シーズン目となる今季はここまで公式戦5試合中先発出場は1試合のみ。
スペイン紙『Marca』は、こうしたオルモの状況の原因として、オルモ自身の不調を指摘している。同選手はここまでゴールを決めておらず、アシストも6-0で大勝したラ・リーガ第4節バレンシア戦での1回のみと結果を出せていない。
また、そのバレンシア戦で2ゴールを決めたフェルミン・ロペス、さらにここまでの全公式戦に出場して2ゴール1アシスト記録しているフェラン・トレースなどオルモと同じ2列目中央でのプレイを得意とする選手達が好調を維持していることもオルモも出場時間減少に繋がっていると『Marca』は分析している。
オルモの序列はスペイン代表でも低下している。9月に行われたワールドカップ欧州予選2試合のために代表チームに招集されたが、4日に行われたブルガリア戦に途中出場で19分間プレイしただけに終わり、2試合で計9ゴールと好調だったチームとは対照的に全く存在感がなかった。
もっとも、途中出場が殆どながらハンジ・フリック監督はオルモに一定の出場時間を与えていることから、完全に見限っているわけでもないと見られる。オルモとしては、今は少ないながらも与えられた出場時間の中で目に見える結果を出し、現状を打開する機会を辛抱強く待つしかないようだ。