いざアリソンとの1番手争いへ バレンシアからリヴァプールに合...の画像はこちら >>

ジョージアの期待を背負うママルダシュヴィリ photo/Getty Images

アリソンからポジションを奪えるか

今夏のリヴァプールにはMFフロリアン・ヴィルツ、FWウーゴ・エキティケ、アレクサンデル・イサクと豪華なアタッカーが次々とチームに加わり、前線の構成をどうしていくかに話題が集中している印象だ。

しかし、他にも楽しみなポジションがある。

その1つがGKで、ここにはバレンシアからGKギオルギ・ママルダシュヴィリが合流している。リヴァプールとの契約は昨夏に完了していたが、昨季はレンタルの形でバレンシアに残留。そこでの実績は十分で、昨季はラ・リーガで第7位となる92セーブを記録。ジョージア代表の絶対守護神でもあり、24歳のママルダシュヴィリはアリソン・ベッカーの後継者候補だ。

まだリヴァプールで出番はないが、ここからはカップ戦もスタートする。23日にはEFL杯・3回戦でサウサンプトンと戦う予定で、英『Daily Mail』はここでママルダシュヴィリに出番が回ってくると予想している。ここから21日間で7試合をこなすハードスケジュールとなるだけに、全ポジションでのローテーションは重要だ。

ママルダシュヴィリだけでなく、パルマから獲得した18歳のイタリア人DFジョバンニ・レオーニ、FWフェデリコ・キエーザ、MF遠藤航といった選手にもEFL杯では出番が回ってくると予想されている。

レオーニやキエーザはあくまで前線のローテーション要員と考えられるが、ママルダシュヴィリに関してはアリソンの立場を脅かす可能性も十分に考えられる。今年3月のインタビューでは、ママルダシュヴィリも1番手を狙っていくと語っていた。

「僕はNo.1の座を争うためにリヴァプールへ向かう。トレーニングでベストを尽くす。
その後クラブがどう判断するかは分からないけどね。誰がプレイするかを決めるのは僕じゃないから」

今のところはアリソンが1番手だが、32歳とベテランの領域に入りつつある。ラ・リーガでも実力を証明してきたフレッシュなママルダシュヴィリにもスタメン奪取のチャンスはあるはずで、リヴァプールデビューが待ち遠しい選手だ。

編集部おすすめ