井上尚弥との対戦が注目される中谷 photo/Getty Images
これで主要2団体で1位に
WBO(世界ボクシング機構)は26日、最新の世界ランキングを発表し、3階級制覇王者・中谷潤人がスーパーバンタム級で1位にランクインした。
先日WBC・IBFの世界バンタム級王座を返上し、階級を一つ上げてスーパーバンタム級への転向を宣言した中谷は、すでにWBAでも同級1位に位置している。
その中谷の次戦は、12月27日にサウジアラビアのリヤドで開催される興行「RING5~ナイト・オブ・ザ・サムライ」で、WBC同級8位セバスチャン・エルナンデス対戦する。スーパーバンタム級転向初戦で、これまでと変わらない実力を発揮できるか注目される。
ちなみに同興行のメインイベンターは井上尚弥。来年5月に東京ドームでの直接対決が予定されている二人が、同興行で初の共演を果たすことになった。
一方、今月14日のWBO世界バンタム級タイトルマッチで王座陥落となった武居由樹は同級4位に後退。すでに再起を誓っており、王座返り咲きに向けた次戦の行方が気になるところ。同様にキックボクシングからボクシングに転向したWBC世界バンタム級1位・那須川天心との対決も期待されている。
その那須川は、11月24日にトヨタアリーナ東京で同級2位・井上拓真と同級王座決定戦が発表されたばかり、今後も見逃せない注目ボクサーの試合が続く。