日本人右打者として初の記録を打ち立てた鈴木 photo/Getty Images
2試合連発でポストシーズンへ弾み
カブスの鈴木誠也が日本時間27日、本拠地で行われたセントルイス・カージナルス戦に「5番・右翼」で先発出場。7回の第4打席で今季30号となる満塁本塁打を放ち、右打者としては日本人初の100打点に到達した。
鈴木の一打は7対1とカブスが大量リードして迎えた7回一死満塁でうまれた。鈴木はカウント2-1から4球目のストレートをうまくバットに乗せ、レフトスタンドへの豪快な1発を放って見せた。これで一気に4打点を稼ぎ、シーズン101打点とした。この鈴木の活躍もあり、チームは12−1と大勝した。
鈴木は後半戦に入り不調に陥っていたが、前日の試合で8月6日以来となる39試合ぶりの本塁打を放っていた。これで2試合連続の本塁打となり、本人はもちろん、チームにとってもポストシーズンでの戦いに向けて嬉しい復調の一打となった。
またこの1発は、松井秀喜氏、大谷翔平に続く3人目のメジャーにおけるシーズン30号達成。そして打点も一気に101と大台を突破。この2つの記録が、日本人右打者として史上初で、同時に達成する歴史的な一夜となった。鈴木のメジャーでのキャリアハイは、本塁打は2024年に記録した21本、打点は2023年の74打点だった。今季は大躍進のシーズンとなっている。
鈴木は試合後にその活躍について「まさか自分が打てるとは思っていなかったので、びっくりしています。
シーズンが終盤を迎えたMLB。ポストシーズンでも日本人選手の活躍に期待できそうだ。