リーグ戦では今年2月が最後のゴール 34歳を迎えたアトレティ...の画像はこちら >>

アトレティコを引っ張ってきたグリーズマン photo/Getty Images

グリーズマンを中心としてきたアトレティコの一時代にも終わり近づく

ディエゴ・シメオネ政権のアトレティコ・マドリードで中心であり続けてきたのが、FWアントワーヌ・グリーズマンだ。2014-15シーズンから5シーズン続けてリーグ戦で二桁得点を記録し、そのうち2014-15と2015-16シーズンは22ゴールを記録している。



年齢を重ねてからはポジションを少し下げ、攻守両面でチームを引っ張ってきた。2022-23シーズンには15ゴール16アシストを記録するなど、シメオネ政権においてグリーズマンは欠かせない存在であり続けた。

しかし、グリーズマンも34歳を迎えた。昨季は8ゴール7アシストと悪くない数字ではあるが、二桁得点は達成できていない。また今季も開幕6試合で0ゴール0アシストとなっていて、スペイン『MARCA』は「彼の全盛期は過ぎた」と主張。スペイン『as』は「こんな姿を見るのは辛い」と伝えている。

今季はスタメンから外れるゲームも増えていて、全盛期を過ぎつつあるのは確かだろう。グリーズマンはすでにフランス代表からの引退を表明しているが、仏『Foot365』はそれがモチベーションの低下に繋がったのではないかと見ている。チームの絶対的スターとの立場から、キャリア終盤の選手へと落ちてしまったとの見方だ。

グリーズマンがリーグ戦で最後に得点を記録したのは今年2月のことで、全盛期から考えれば寂しい成績だ。チームも開幕から2勝3分1敗と取りこぼしが目立っていて、長く続くシメオネ政権に疑問の視線もある。

シメオネ&グリーズマンの存在こそアトレティコの強さのベースだったが、その時代にも終わりが近づきつつあるのかもしれない。




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