現在はスペイン2部で戦うデポルティーボ photo/Getty Images
一時は3部での戦いも経験した
1999-00シーズンにはラ・リーガを制し、その後も2シーズン続けて2位、2001-02シーズンにはスペイン国王杯制覇、2003-04シーズンにはチャンピオンズリーグでベスト4に入るなど、スペインのデポルティーボ・ラ・コルーニャが強い時期があった。
当時は『スーペルデポル』と人気を博したが、それも遠い過去の話となってしまった。
2020-21シーズンには2部でも19位に沈み、まさかの3部降格まで経験。デポルティーボが話題に上がる機会は減ってしまった。
しかし、今季は一味違う。今季は2部で開幕から6試合を戦って4勝2分と見事なスタートを記録。現在リーグ首位に立っている。
中でも印象的なのが攻撃力で、リーグ戦6試合で15ゴールを記録。3位につけるラシン・サンタンデールが最多17ゴールを奪っているが、デポルティーボの得点力も強烈だ。
前線ではルイス・クルス、ダビド・メラ、イェレメイ・エルナンデス、サムエレ・ムラッティエーリ、マリオ・ソリアーノらが躍動していて、さらにスーパーサブ的存在になっている25歳のFWザカリア・エッダチョウリも見逃せない。ここまでは途中出場がメインだが、エッダチョウリはすでに5ゴールを記録。今月12日のミランデス戦では途中出場からハットトリックもマークしていて、こうした選手がベンチに控えているのは心強い。
昨季は2部で15位と苦しんだが、今季は昇格を勝ち取れるだろうか。当時のスペインサッカーを知る人はスーペルデポルの復活を待っている。