「ADHD」女子の生きづらさ…自己肯定感なんてそもそもない

「ADHD」女子の生きづらさ…自己肯定感なんてそもそもない

「発達障害」や「グレーゾーン」が世間に認知され、とくに職場での当事者の困りごとや周囲の接し方について議論されることが増えてきた。発達障害者の男女比は圧倒的に男性が多い。しかしそれは、女性の発達障害が幼少期に見逃されやすいことも影響している。



大人になってから発達障害に気づいた女性の苦悩を追った。



■発達障害とは?人数の実態



「発達障害者支援法」によると、「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの」と定められている。



主な発達障害とその特徴は以下の通り。



自閉症スペクトラム症(障害)(ASD)

・①社会性(対人関係)の障害、②コミュニケーションの障害、③こだわりの3症状が4歳(もしくは3歳)以降からみられる場合に診断される



・感覚過敏・鈍麻がある場合も



・知的障害の程度にも幅がある



・人の気持ちが想像しにくい



・変化に対応するのが難しい



・強いこだわり、パターン化された行動がみられる



注意欠陥多動性障害(ADHD)

・多動性や不注意などで日常生活に支障が出てしまう



・単純ミスや忘れ物が多い



・気が散ってしまい集中できないことが多い



・落ち着きがない、衝動的



学習障害(LD)

・知的遅れがないにも関わらず読み書きや計算などが困難



・「読めるけれど、書けない」など、障害の表れ方も様々



患者数は、厚生労働省が調査を実施している「精神保健福祉資料(630調査)」の平成28年度版(2016年)によると、発達障害外来患者数(1回以上、精神療法に限定しない)は94万6000人となっている。ASDは100人に1人、ADHDは10人に1人とよく言われるが、実際にはもっといるのではないかとの指摘もある。


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