結婚すると、実家だけでなく義実家への帰省をしなければならないケースもあるでしょう。ところが、「帰省を考えるだけでもブルーになる」「義実家に帰りたくない」という人も少なくないようです。

そう感じる背景には、悩ましい事情がありました。



■義実家に行きたくない…その理由を聞いてみた



そもそも、なぜ義実家への帰省が嫌なのでしょうか。その本音を、こっそりうかがいました。



・「義実家には、『大晦日は寝ずにおせちを作る』という決まりがあります。それを手伝わされるだけでなく、徹夜状態で初詣に…もうフラフラです」



・「お酒が大の苦手なのに、義実家では無理やりお屠蘇を飲まされます。毎年そのあとはぐったりしているのに、いつまでも止めてくれません」



・「本家である義実家は、年明けになると親戚が大集結します。女性はみんなお酒や料理の用意で大忙し。年明け早々、こんなに疲れたくありません」



・「姑はいつもネガティブな話ばかり。人の悪口や病気の話など、聞いているだけで気分が滅入ってしまいます」



・「義実家へ行くたびに、親戚の家へあいさつ回りをしに行きます。一軒ごとに姑が長話をするので、こっちはもううんざり。横で話を聞いているだけなので、退屈だし疲れます」



義実家で親戚や風習に付き合わされるのが煩わしい、という意見が目立ちました。断れない立場だからこそ、その苛立ちは大きいのでしょう。

年に数回のこととはいえ、帰省が憂うつになるのも無理はないのかもしれません。



■実家で面倒な話題をされることも



義実家への帰省を嫌がる人がいる一方、実家での会話にうんざりした経験がある方もいるようです。一体どのような会話に、嫌気がさしてしまうのでしょうか。



金銭関係の会話

「給料はどうなの?」「貯金はしっかり貯めているの?」といった質問は、親子の間でもデリケートな内容です。金銭面を気遣っているからこそ聞きたくなるのかもしれませんが、根掘り葉掘り聞きだすのは避けたほうがいいでしょう。



仕事の心配をされる

勤め先の業績や労働環境を聞かれても、すべてを伝えるべきなのか悩んでしまうこともあるようです。大手企業に勤めていても、出向に関する状況を聞き出されるケースも。相手が答えにくそうにしている話題は、それ以上掘り下げないほうがいいでしょう。



■帰省中もチャイルドシートは必ず使用すること!



両親や義両親から「帰省中くらいならチャイルドシートはいらない」「ちょっとぐらいなら抱っこで大丈夫」と言われるケースもあるようです。しかし、これはもちろん間違った考え方。



「疾病によりチャイルドシートの使用が療養上適当でない」「座席の構造上、チャイルドシートを固定できない」「バス・タクシー等の利用時」といった状況以外では、チャイルドシートの利用は義務付けられています。



にもかかわらず、2018年4月20日~4月30日に「警察庁とJAF(一般社団法人日本自動車連盟)が合同で行った全国規模の調査( http://www.jaf.or.jp/eco-safety/safety/data/pdf/crsdata2018.pdf )」の結果、チャイルドシート使用率の全国平均は66.2%と判明しました。この数字からも、チャイルドシートの必要性を理解していない人の多さがうかがえます。



いうまでもなく、チャイルドシートは子どもの命を守る大切な存在。たとえ帰省中でも、6歳未満の子を乗車させる際はチャイルドシートを使用しましょう。短期間だけ必要な場合は、レンタルサービスを利用するのもおすすめですよ。



■まとめ



たとえ年に数回のイベントでも、長時間に渡ってストレスを感じるのは誰だって苦痛なはず。「これは試練だ」「乗り越えたらしばらくは安泰だ」と割り切るしかないのかもしれません。帰省が終わったあとは、自分にご褒美を用意しておくのもいいですね。



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