「社内不倫なんてドラマの世界だけ」と思っていませんか?あなたが気付いていないだけで、職場で不倫が繰り広げられている可能性もゼロではありません。



そこで今回は、決して珍しくはない社内不倫の現状をお伝えします!断りにくい上司から誘われたときの対処法も、あわせてチェックしておきましょう!



■社内の恋愛トラブルの3割が「社内不倫」



社内では、さまざまな恋愛トラブルが発生します。



そのなかで、不倫に関するものはどのくらい存在するのでしょうか。日本法規情報㈱が実施した「職場恋愛に関するアンケート調査」(期間:2017年11月27日~12月11日、回答者:男性312人、女性345人)をもとにみてみましょう。



この調査の結果、職場恋愛(職場での男女の交際)の経験がある人は44%と半数近くの人に経験があるようです。



また25%の人が「自分、または知人が社内の恋愛トラブルにあったことがある」と答えています。そして、そのうちの31%が「社内不倫」という点にも注目。これは、さまざまなケースの中で最も多いトラブルとなっています。



ちなみに、その他の社内恋愛トラブルの内容は「別れた後気まずくて仕事が手につかない」(20%)、「三角関係」(19%)、「当事者の行動により仕事のモチベーションが下がった」(12%)と続いています。恋愛を楽しんでいる間はよくても、その後の流れによっては厄介な事態になるケースもあるようです。



なお、同調査で「社内恋愛のきっかけ」を尋ねた結果は以下の通りとなりました。



1位…挨拶をするうちに仲良くなった(21%)
2位…相手からのアプローチ(20%)
3位…飲み会(15%)
4位…一目ぼれ(10%)
同4位…仕事をしている姿にひかれた(10%)



顔を合わせる頻度が高いと、相手に興味をもちやすくなるのかもしれません。とはいえ、社内不倫でトラブルになっている人も多く存在します。「バレなければ大丈夫」といった甘い考えは避けておきましょう。



■上司からの誘いをうまく断るには



異性の上司から食事に誘われた経験はありませんか?こちらが部下という立場上、きっぱりと断るわけにもいきませんよね。



ところが、「食事だけだと思っていたら、ホテルにまで誘われた…」という場合も。そんなシチュエーションになったら、どのように拒否するのが正解なのでしょうか。具体的な断り方を5つご紹介します。



・「家族を大切にしてください。家族を大切にしている先輩がいいです」と、あえて上から目線のように伝える。こう断言すると、相手を戸惑わせることができます。



・「大好きなお子さんが泣いてしまいますよ」と説得する。子どもの写真や様子を知っていると、より使いやすい言い方です。



・「絶対ダメですよ~」と明るい空気で断る。相手との関係を壊しにくく、上司のプライドも保てるでしょう。



・「あなたは素敵な人だから、不倫なんてしないで」と真摯に訴える。



・「誰かが見ているかも。SNSで拡散される可能性もある」と不倫の危険性を伝える。立場上、「それは困るな」と考え直してくれるでしょう。



■「不倫する人」と「貯金できない人」の共通点



不倫は相手だけではなく、パートナーの心を傷つける行為です。



万が一周囲にバレてしまったら、慰謝料だけではなく降格の可能性も。このことからも、「不倫は将来のことを考えない行動」ともいえるでしょう。



これは、貯金ができない人にも同じことがいえます。「今が楽しければいい」と思っていると、いつか「あんなことをしなければ」「こうしておけば」と後悔する日がくるかもしれません。



■まとめ



社内不倫は、離婚や慰謝料、降格といったさまざまなリスクが伴います。



もし離婚を免れたとしても、パートナーや周囲からの信用は一気になくなってしまうでしょう。「あの人と仲良くなりたい」と感じても、不倫には決して手を出さないよう意識しておいてくださいね。



【参考】
「職場恋愛に関するアンケート調査」日本法規情報



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