■<就活企業研究シリーズ>企業業績、従業員数、給与と最近の株価
シリーズでお伝えしている「就活企業研究シリーズ」。最新のデータを参考に、横浜国立大学経済学部の卒業生が就職する就職先人数が上位企業ランキング及びその上場企業1社についてピックアップをし、有価証券報告書( http://www.daiwa-grp.jp/data/attach/2839_2018-4Q_0110J_C-securities-report.pdf )をもとに過去5年間の業績動向、従業員数、年間平均給与や最近1年間の株価動向について見ていきましょう。
■横浜国立大学経済学部の卒業生が就職する上位企業ランキング
横浜国立大学が発表した2019年7現在の同大学経済学部を卒業した就職人数が2人以上の上位就職先は以下の通りです。
- 大和証券:7人
- 富士通:4人
- アビームコンサルティング:3人
- 横浜銀行:3人
- 三井住友銀行:3人
- 野村證券:3人
- TIS:3人
- アクセンチュア:2人
- 三井住友信託銀行:2人
- 三菱UFJ銀行:2人
- 日本アイ・ビー・エム:2人
- PwCあらた有限責任監査法人:2人
- NTTドコモ:2人
- リクルート:2人
- マルハニチロ:2人
- ヤフー:2人
- 日本通運:2人
- ジブラルタ生命保険:2人
- 信金中央金庫:2人
- アイレップ:2人
- 東京国税局:2人
- 東京都庁:2人
- 神奈川県庁:2人
■就職先企業の業績、従業員数、給与と最近の株価
さて、上位就職先企業の中から、特徴的な企業の業績動向や従業員数、給与とともに最近の株価を見ていきましょう。
大和証券グループ本社
同社の過去5年の業績動向を見ていきましょう。
投資家が注目する親会社株主に帰属する当期純利益は、2015年3月期の1484億円から2017年3月期の1040億円まで減益が続きました。その後は、2018年3月期は1105億円、2019年3月期は638億円となっています。
では、同社の従業員数や給料はどうなっているのでしょうか。
連結の従業員数は1万5196人。また、単体の従業員数は4人で平均年間給与は1056.9万円となっています。平均年齢は41.9歳です。
最後に同社の過去1年の株価動向について見てみましょう。
過去1年は、昨年秋には700円を超えるなどしましたが、現在は500円を割れる株価水準となっています(2019年8月現在)。
大和証券グループ本社の過去1年の株価推移

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■まとめにかえて
ここでお示ししたランキングや企業が必ずしも学生の人気ランキング順というわけではありません。
積極的に採用する企業が結果として上位就職先企業となっている側面もあります。
最後に、企業研究をする際には、今回参考したような有価証券報告書や決算説明会資料なども参考にするとよいでしょう。決算説明会資料はどの投資家にもわかるように説明がされていることも多く、学生にとっても有益な資料といえます。決算説明会資料はアニュアルレポートほど堅苦しくなく、事業ごとの業績が分かりやすい資料といえます。
【参考資料】
横浜国立大学「 卒業生の就職状況」( https://www.ynu.ac.jp/career/support/data/index.html )