■<就活企業研究シリーズ>企業業績、従業員数、給与と最近の株価
シリーズでお伝えしている「就活企業研究シリーズ」。最新のデータを参考に、明治大学理工学部の卒業生が就職する就職先人数が上位企業ランキング及びその上場企業1社についてピックアップをし、有価証券報告書( https://global.canon/ja/ir/yuuhou/canon2018.pdf )をもとに過去5年間の業績動向、従業員数、年間平均給与や最近1年間の株価動向について見ていきましょう。
■明治大学理工学部の卒業生が就職する上位企業ランキング
明治大学が発表した2019年4月現在の同大学理工学部(大学院生を含む)を卒業した就職人数が5人以上の上位就職先は以下の通りです。
- キヤノン:14人(1人)
- 本田技研工業:11人(2人)
- トヨタ自動車:10人(1人)
- 日立製作所:10人(1人)
- オリンパス:9人(4人)
- ソニー:9人(1人)
- 東日本電信電話:9人(2人)
- 国家公務員(一般職):7人(1人)
- ソフトバンクグループ:7人(0人)
- 凸版印刷:7人(4人)
- 日立システムズ:7人(0人)
- 富士通:7人(2人)
- 伊藤忠テクノソリューションズ:6人(1人)
- ダイキン工業:6人(1人)
- 東京エレクトロン:6人(0人)
- 日本精工:6人(0人)
- 日本電気:6人(0人)
- SCSK:5人(1人)
- NECソリューションイノベータ:5人(0人)
- キヤノンITソリューションズ:5人(1人)
- KDDI:5人(1人)
- SUBARU:5人(0人)
- TDK:5人(0人)
- パナソニック:5人(1人)
- 富士ゼロックス:5人(1人)
※カッコ内は女子で内数
■就職先企業の業績、従業員数、給与と最近の株価
さて、上位就職先企業の中から、特徴的な企業の業績動向や従業員数、給与とともに最近の株価を見ていきましょう。
キヤノン
同社の過去5年の業績動向を見ていきましょう。
投資家が注目する当社株主に帰属する当期純利益は、2014年12月期の2547億円から2016年12月期の1506億円まで減益となりましたが、その後は増益傾向にあり、2018年12月期には2527億円となっています。
では、同社の従業員数や給料はどうなっているのでしょうか。
連結の従業員数は19万5056人。また、単体の従業員数は2万5891人で平均年間給与は778.7万円となっています。平均年齢は43.8歳です。
最後に同社の過去1年の株価動向について見てみましょう。
過去1年は、昨年夏には3600円を超えるなどしましたが、現在は2900円台の株価水準となっています(2019年9月現在)。
キヤノンの過去1年の株価推移

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■まとめにかえて
ここでお示ししたランキングや企業が必ずしも学生の人気ランキング順というわけではありません。
積極的に採用する企業が結果として上位就職先企業となっている側面もあります。ただ、学生が就職を希望しないことには最終的には就職先にはなりません。
最後に、企業研究をする際には、今回参考したような有価証券報告書や決算説明会資料なども参考にするとよいでしょう。決算説明会資料はどの投資家にもわかるように説明がされていることも多く、学生にとっても有益な資料といえます。決算説明会資料はアニュアルレポートほど堅苦しくなく、事業ごとの業績が分かりやすい資料といえます。
【参考資料】
明治大学「理科系学部(大学院生を含む)主な就職先」(2019年3月31日現在)( https://www.meiji.ac.jp/shushoku/6t5h7p00000c2zmv-att/6t5h7p00000c2zv4.pdf )