■【マンガ記事】まっきーの発達障害アルアル日記
言語発達遅延という発達障害で支援級に在籍中のまっきーを育児中のなおにゃむさん。日々イレギュラーな出来事に奮闘する様子を赤裸々かつ漫画で分かりやすく語ってくれます。
ほわっと癒される発達障害あるあるが満載の、まっきーとママのなおにゃむさんの育児日記の第12話です。
■第12話:先生の指導







なおにゃむさんは、「言語発達遅延」という発達障害をもつ小学4年生のまっきーのお母さん。まっきーのように支援級に在籍する子ども達は、一般的に、交流学級の時以外は主に支援級担当の先生の指導を受けることになります。K口先生は、まっきーの通う小学校で支援級を指導してくださっている先生のひとり。
とある日の昼休み。支援級の子ども達が、K口先生を囲んでおしゃべりをしていました。共通の話題で盛り上がっていると、おしゃべりに参加していた高学年のA君が突然、「〇〇線の〇〇駅なんだよ~。」と全然関係のない話を始めました。ちょっと微妙な雰囲気になる子ども達。
すると先生は、「急にどうした?」と、Aくんに問いかけます。いかにもムッとした表情をしながら、口調もちょっと厳しめ。それを見たA君は、「あっ」という表情。…どうやら、自分がその場にふさわしくない発言をしてしまったということに気がついたようです。
しかし、A君が空気を読まずに、全然関係のない話を始めてしまうのはいつものこと。K口先生にもそれはよくわかっています。それにも関わらず、先生がこのような反応をするのは、実は『演技』をしているから。世間一般の人が、こういう場合にしそうな反応を、わざとA君に対して見せていたのです。
発達障害児の特性のひとつとして、「衝動性」があげられるそうです。具体的には、A君のように「今話したいこと」が頭に浮かぶと、会話の流れを遮ってでも、それについて話し出してしまう、という形で現れたりするのだとか。だから、先生は、いつものこととわかっていても、毎回ムッとしたような反応をすることで、「突然関係のないことを話し出すと、周囲はこんな反応をする。」ということを、A君の頭の中でルールづけさせるための指導だったのです。
何も事情を知らない人がそのシーンだけを見ると、一見冷たいようにも見える先生の態度ですが、その根底にあるのは、子ども達の将来を想う愛情そのもの。その証拠に、このK口先生には次のようなエピソードも。
A君が交流学級で仲良くしてくれた普通級の女の子に、お手紙(ラブレター⁈ )を出そうとしたことがあるのですが、K口先生は、この手紙を添削してあげていました。理由は、「行き過ぎたことがかいてあってはいけないから」。「手紙を出したい。」というA君の気持ちを尊重しつつも、言葉選びを間違えて、後々困ったことにならないようにと、フォローをいれてくれていたのです!
こんな優しい先生たちに見守られながら、日々支援級での生活を送っているまっきーたち。
「まっきーの発達障害アルアル日記」、また次回もお楽しみに。
ご注意:本記事は発達障害と診断されたお子さんを育児中の方の体験記であり、発達障害の症状等を医学的に説明するものではないことをご理解頂けますと幸いです。
【マンガ記事】まっきーの発達障害アルアル日記
言語発達遅延という発達障害で支援級に在籍中のまっきーとママのなおにゃむさんの育児日記。当たり前だと思っていたことが当たり前じゃない、イレギュラーの連続の中で、まっきーに癒されながら子育てをするなおにゃむさんの本音が満載です。
これまでのお話
- 第11話 電車大好き( https://limo.media/articles/-/12914 )