株主重視のROE経営は危険で迷惑。コロナ不況でわかった日本型安全経営の価値

株主重視のROE経営は危険で迷惑。コロナ不況でわかった日本型安全経営の価値

ROE重視経営は倒産を増加させ、企業にとって危険であると共に、銀行や取引先や日本経済等に多大なリスクを押し付ける、と筆者(塚崎公義)は考えています。



■ROAを重視すべき



企業の経営を評価する指標としてROAとROEが有名です。ROAというのはReturn on Assetsの略で、ROEというのはReturn on Equityの略です。



ROAは、利益を資産額(バランスシートの左側)で割った値です。資産を利益に効率的に結びつけているか、ということですね。同時に、バランスシートの右と左は等しいので、ROAは利益を「純資産(自己資本とも呼ぶ)と銀行借入の合計」で割ったものでもあります。つまり、「株主と銀行から調達した資金を用いて効率的に稼いでいるか」ということでもあるわけです。



これは重要なことで、会社の経営者が全力で取り組むべき課題だと言えるでしょう。株式会社は利益を稼ぐことが最大の使命なのですから。



一方で、ROEというのは利益を純資産(バランスシートの右下)で割った値のことです。株主から調達した資金を効率的に利益につなげているか、ということですね。株主にとっては、これが最も重要ですから、「株主重視経営」というのはROEを高めることだ、と言えるでしょう。



しかし、これはそれほど難しいことではありません。財務部長が銀行から借金をして自社株買いをすれば良いからです。



数値例で見てみましょう。A社とB社は全く同じビジネスをしているとします。利益は2、総資産は100、ROAは2%です。A社は、銀行借り入れを行わず、すべての資金を株主から調達していますから、ROEも2%です。B社は負債90、純資産10です。


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2020年11月30日の経済記事

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