かつては外飼いで番犬でもあった犬を家族の一員として、大切にされるご家族が増えています。そんな愛犬を「ドッグセラピストにケアしてもらう」新たなサービスが注目されているのをご存知でしょうか?
「ドッグセラピストによるドッグケアの内容や相場は?」今日はそういった疑問を日本ドッグセラピスト協会代表理事(水野)が解説させて頂きます。
■ドッグセラピストとは?
ドッグセラピストとは犬の心とカラダのケアを、マッサージやリフレクソロジー、アロマなどを用いて人へのセラピーと同じ様に行う専門家の事を言います。
犬に携わる仕事の代表としては、動物の治療に係る獣医師はご存じの方も多いでしょう。その他にも犬に携わる職種には、獣看護士・犬の美容師トリマー・トレーナー・ペットシッターなどがあります。
「ドッグセラピスト」の仕事は、犬と人の1万年以上におよぶ長い歴史の中で、2000年頃に誕生した新しい職種です。
往来の職業から、近年愛犬との暮らしが多様化する現代において、犬との暮らしをより豊かに、より快適にサポートする「技術やサービス」を提供する職種として注目を集めているドッグセラピスト。その需要が広がった背景にはどんな事があるのでしょうか?
■ドッグセラピストの需要が高まった背景
ドッグセラピストへの需要が高まった背景として考えられることはいくつかあります。
まず、2013年時点で犬1087万2000頭、猫974万3000頭の飼育数合計が、15歳未満の子供の数1638万人を上回り、子供よりもペットの数が多くなりました。これは、一戸建てだけでなくマンションでもペット飼育可能の物件が増えるなど、住宅事情の変化も追い風となっていると考えられます。