庭や玄関先で植えられるシンボルツリー。
家の印象を左右するシンボルツリーは、おしゃれなものを選んで植えると家の印象が格段によくなります。
今回は半日陰~日陰の庭でも育てられる、丈夫でおしゃれなシンボルツリーを紹介します。
■半日陰~日陰の庭でも育てられる!丈夫でおしゃれなシンボルツリー4選
シンボルツリーとして育てられる樹木は、耐寒性や耐陰性が強いものを選びます。植える場所や好みに合わせて、お気に入りの1本を選んでみましょう。
季節によって花や実を咲かせるものもあるので、シンボルツリーを見ながら季節を感じることもできます。家族の一員のように、私たちとともに年月を重ねていくことになるでしょう。
■シマトネリコ

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- モクセイ科トネリコ属
- 常緑高木
- 樹高:10メートル
- 原産:日本、台湾、中国など
トリネコは日陰でも育てることのできる、日本の風景によくなじむシンボルツリーです。真っ直ぐに枝を伸ばす姿は庭だけではなく、室内でも楽しむことができ、観葉植物としても人気があります。
樹勢がよく、性質も強健ですぐに大きく育ちます。環境がよい場所に植えると、あっという間に2~3メートル程度に生長することも。
葉はやや小ぶりの緑色で、暖地であれば冬の寒い時期でも葉を落としません。庭に植える場合、水やりは基本的に不要です。植え付けの適期は4月頃です。
剪定は厳寒期の1~2月を除いて、一年中おこなうことができます。適宜切り戻しをして樹形を整えるとよいでしょう。
■エゴノキ

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- エゴノキ科エゴノキ属
- 落葉高木
- 樹高:約7~8メートル
- 原産:日本
エゴノキも半日陰で育てることのできる、若々しい緑が美しいシンボルツリーです。日本で古くから親しまれ、繊細で優雅な雰囲気の樹形が人気です。
特に初夏に咲く白い花やそのあとにできる実がかわいらしく、ウッドデッキやベンチのある庭に咲かせるとステキです。
性質が強健で半日陰でも生育が可能。強い西日や乾燥が苦手なので、このような場所を避けて植えるとよいでしょう。
病気の発生を防ぐため、適宜剪定して風通しをよくします。アブラムシが寄生して虫こぶの害を受けることがあるので、よく観察して見つけたときは枝ごと取り除きましょう。
■アジサイ

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- アジサイ科アジサイ属
- 落葉低木
- 樹高:約2メートル
- 原産:日本
アジサイは梅雨の時期に咲く、庭先でもよく植えられている人気のシンボルツリーです。梅雨の時期は生花を楽しめますが、切り花として飾ったあとはドライフラワーとして楽しめます。
おなじみの青や紫、ピンクもステキですが、おすすめは白~やや黄緑の花色。
アジサイは非常に強健で観賞用としても優秀な植物。虫や病気の被害もほとんどありません。日陰にも強く、花を長く楽しむことができます。
■ソヨゴ

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- モチノキ科モチノキ属
- 常緑高木
- 樹高:約10メートル
- 原産:日本、台湾、中国
濃い緑色の葉と赤い実のコントラストが印象的なソヨゴ。葉が風でそよそよとたなびくことから、ソヨゴと名付けられたとも言われています。
5~6月頃には小さな花が咲き、10~11月頃にはかわいらしい赤い実がなります。
日陰でも育ち、耐寒性も優れているので北側の庭でも育てることができます。縦にスッと伸びて育ち、葉の密度も適度なので、日の光を取り入れながら目隠しとしても活躍します。
すす病にかかる場合があり、病気になると葉を落とし株が弱ります。カイガラムシの害を受けることもあるので定期的に観察し、場合によっては薬剤の散布をおこないます。
■まとめにかえて
シンボルツリーは低木でも雰囲気の異なる木を数本植えてみると、また違った趣きになります。
新築祝い、結婚、記念日などに合わせて植えるのも楽しいものです。植える場所、樹木の大きさを意識して、家にぴったりのものを選んでみてはいかがでしょうか。