家の印象を左右する庭の樹木は、どのような木を植えるかがポイント。
オシャレな樹木を植えると、一気に家の雰囲気がセンスアップします。
今回は家の雰囲気をオシャレに変える、オススメのシンボルツリーを紹介します。高木・低木あわせて紹介していますので、さっそくみていきましょう。
■家の雰囲気をオシャレに!オススメのシンボルツリー8選
樹木は草花と同様、植物に適した場所で育てるのがポイントです。関西と関東、寒冷地・暖地など、樹木によって適した生育環境は異なります。花が咲かなかったり、枯れてしまう原因になるので事前に調べておきましょう。
樹木は鉢植えでも構いませんが、大きくなると簡単に動かすことができません。地植えも同様です。お気に入りの樹木が元気に生育できる気候かを確かめたら、実際に植える場所、置く場所も確認しておきましょう。
■ジューンベリー

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オシャレなシンボルツリーとして、近年人気上昇中のジューンベリー。涼し気な雰囲気がさわやかで、春に咲く白い花や赤い果実、秋には紅葉を楽しめる樹木です。実は収穫することができ、ジャムにして楽しむことも。
日が当たるところが生育に適しており、半日陰程度でも育てることが可能です。
■アオダモ

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アオダモはトネリコの仲間で、モクセイ科トネリコ属の落葉高木。アオダモは自然樹形を楽しむ木なので、適切な時期に込み合っている枝を整理しながら育てるとよいでしょう。
4~5月頃に白くて小さい可憐な花をたくさん咲かせます。若々しい青葉と繊細な白い花との組み合わせが、とても爽やかでオシャレです。
■ソヨゴ

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耐寒性、耐暑性、耐陰性を備えた常緑高木のソヨゴ。美しい緑の葉とスッと高く伸びた幹が、庭や玄関まわりをオシャレに演出してくれるでしょう。北側の玄関に植えても、環境が合えば育てることができます。
強い日差しや西日は苦手。日の当たり方には多少注意が必要です。実が付くのは雌株で、10~11月頃にかわいらしい赤い実をつけます。
■キンモクセイ

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キンモクセイは日本で広く親しまれている常緑高木。歩いていると、どこからともなく漂う甘い香りに気づくほど、強香が特徴です。
キンモクセイの開花期は秋。オレンジ色のかわいい花を咲かせます。寒さには弱く、冬の冷え込みが厳しいところでは生育が難しいでしょう。耐陰性はありますが、日に当てたほうが花つきがよくなります。
■アメリカノリノキ・アナベル

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アメリカノリノキはアジサイの仲間。アメリカノリノキの園芸品種「アナベル」は、初夏にひときわ白くて大きな花が咲く品種で大変人気です。日当たりが悪いところでも育てられるので、初心者にもオススメです。
白と緑の組み合わせが大変オシャレで、ホワイトガーデンにもピッタリ。水を好む植物のため、晴れの日が長く続いた日や暑い日は水切れを起こさないように気をつけます。大きく育つと存在感を発揮するでしょう。
■ジンチョウゲ

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ジンチョウゲは早春に素晴らしい香りの花をつける常緑低木。花の色は紫やピンク、白にも見える薄い花色が定番ですが、種類によって黄色などもあります。
ジンチョウゲは半日陰で育てることが可能ですが、日が適度に当たらないと花つきが悪くなります。植え替えが苦手なため、鉢植えには不向きです。
■ツバキ

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ツバキは日本や台湾が原産の、昔から長く親しまれてきた人気の樹木。冬に咲く赤やピンクの花が、上品ながらも情熱的に存在感を発揮します。
ツバキは半日陰などでも育てることができます。水はけのよい、栄養分の多い土壌を好むので、適度に施肥をおこないましょう。他の植物との組み合わせや植える場所次第で個性的でオシャレな庭を演出できます。
■ドウダンツツジ

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近年、おしゃれな枝ものとしてインテリアにも飾られることが多いドウダンツツジ。落葉性の低木で、生け垣やグランドカバーとしてよく用いられている樹木です。
春先に小さなスズランに似た美しい花をたくさん咲かせ、存在感は抜群。
■まとめにかえて
今回は、シンボルツリーとして人気の樹木を紹介しました。樹木によって花や実がつく時期、樹木の高さや広がりも異なるため、家の雰囲気、庭や玄関前の広さなどで、好みのシンボルツリーを植えるとよいでしょう。
低木でも、ある程度の大きさに育ち、ジンチョウゲのように美しい花が咲く品種は目をひきます。他にもたくさんの樹木がありますので、ぜひお気に入りの樹木をシンボルツリーとして育てて楽しんでみてください。