春は植物を育てるのにピッタリの季節。庭やベランダでキレイに咲いた花は、切り花にして室内に飾ってみませんか。
いくつかの花を組み合わせてもステキですが、小さな花瓶に一輪生けるだけでもオシャレ。春の雰囲気を感じることができますよ。
今回は庭やベランダで育てられる、切り花にオススメの花を紹介します。ぜひお好きな花を探してみてください。
■花瓶に花を生ける、ポイントは?
庭やベランダで咲いた花は、イキイキとして色あざやか。1本だけ小さな花瓶に生けてもステキです。
花瓶がなければ、透明の瓶やグラスでも代用可能。花器はなんでも構いません。ただし花器と花のバランスで見映えが変わるので、茎は最初から短く切らず、花器に合わせてから切るとよいでしょう。

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水中の雑菌の繁殖を防ぐために、毎日新鮮な水に取り替えるのが長持ちの秘訣。花の茎を斜めに切るのもよいでしょう。水と接する部分が多くなり、水を吸い上げやすくなります。
生けた花は直射日光の当たらない、なるべく涼しい場所に飾るのがオススメ。エアコンや暖房の風が直接当たる場所は乾燥の原因になるので、できるだけ避けましょう。
■切り花でもオシャレ!部屋に飾ってみたいオススメ7選
街の花屋で手に入る花なら、おうちでも飾りやすいですね。花屋で手に入る花は、アレンジしやすいように茎が長いのが特徴ですが、自宅で気軽に楽しむなら、茎が短い品種でも特に問題はありません。
ただし、切り花にするなら、ある程度の長さがあったほうが見ばえがよくなり、生けやすいというメリットもあります。
自宅でいくつかの花を育てれば、組み合わせて小さめの瓶にいけることもできます。ぜひ部屋でも楽しんでみてください。
■ラナンキュラス

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ひらひらとした花びらが幾重にも重なる様子がとても優雅なラナンキュラス。様々な種類があるので、花色や咲き方など好みの種類を選ぶ時間も楽しめそうです。
次々に蕾が上がり花が咲いていくので、開いた花から順番に切っていきましょう。同系色の花を選んで育てると、切り花にしたとき、色のグラデーションが楽しめてステキです。
■チューリップ

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春を代表する花、チューリップ。球根から育つ姿がとても可愛らしく、切り花で飾ったあとも光の方向に向いたり、花も少しずつ大きくなっていきます。
チューリップは茎が腐りやすいため、できるだけ水は少なめで管理します。水に浸かりそうな葉の部分はあらかじめ取り除いておきましょう。
■アジサイ

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初夏の代表的なアジサイは、プランターでも栽培可能。一般的には梅雨に開花時期を迎えますが、四季咲きの品種もあります。アンティークカラーの秋色アジサイは切り花のあと、ドライフラワーとしても楽しめる人気品種です。
アジサイは水を吸いにくいため、茎を縦に割ったり、茎の中のワタを取り除くと水を吸い上げやすくなります。少し深めに水を入れて管理しましょう。
■キンギョソウ

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金魚のようにぷっくりとした花が珍しいキンギョソウ。パステルカラーの淡い色からビビットカラーの鮮やかな花をたくさん咲かせます。
葉が密集してついているので、数本を生けるときは蒸れに注意しましょう。葉は、ある程度むしっておき、口が大きめの花瓶がオススメ。1週間ほどキレイな花を楽しめるでしょう。
■ガーベラ

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明るく鮮やかな花色と花弁のたくさん付いた花がステキなガーベラ。オレンジの他に白やピンクの花色もあります。品種改良が進んでいて、種類も豊富。いくつかの種類を育てると、花瓶にいけたときもオシャレです。
茎が柔らかく腐りやすいため、水は毎日取り替えるようにしましょう。大きな花が次第に垂れてくるので、茎は短めに切るか、細めの花瓶に生けて縁に沿わせるようにすると長く楽しめます。
■カンパニュラ

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鐘のような形の花が咲くカンパニュラ。種類も豊富ですが、どの品種も涼しげで繊細な印象の花です。
4~7月頃に苗が出回る花ですが、夏の暑さが苦手。直射日光を避け、風通しのよい場所で育てるとよいでしょう。花が咲いたら、枯れる前に切り花にして楽しみましょう。通常の生け方で大丈夫です。
■カーネーション

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母の日の定番として、世界中で愛されているカーネーション。フリルのような花びらがとても華やかで、品種は数千種類あるとも言わています。最近はとてもオシャレな色の品種もあるので、楽しみ方が広がっている注目の花です。
春に花がたくさん咲く多年草ですが、夏の高温多湿が苦手です。梅雨前に切り戻しをして、長雨に当てないように管理するとよいでしょう。小輪~中輪の鉢植えだと、つぼみが次々とあがってくるので、一輪ざしでも十分楽しめるでしょう。
■まとめにかえて
今回は、切り花でも楽しめるオススメの花を紹介しました。
紹介した花以外にも、スイセンやムスカリなどもかわいらしいですよ。お好きなものがあれば、ぜひ育ててみてください。