北欧のナチュラル&シンプルな暮らし方が近年注目を集めています。
自然のモチーフを使った北欧テイストのファブリックや雑貨はとてもオシャレ。
今回は自宅の庭を憧れの北欧風ガーデンにする方法と、花壇に植えたいオススメの植物を紹介します。
■北欧風ガーデンとは?
北欧とはスウェーデン、フィンランドなどヨーロッパ北部に位置する地域のこと。寒い季節が長く、一日のうちでも太陽が出ている時間が少ないことが特徴です。
ベストシーズンが限られている分、自然の恵みをうまく活かしてアウトドアライフを満喫するのが北欧のライフスタイル。周りにある豊かな自然を取り入れながら、シンブルながらもセンスあふれる庭がとてもオシャレです。

Olesya Kuznetsova/Shutterstock.com
■北欧風ガーデンの作り方
■温かみのある自然素材を使う
北欧風の庭には木杭や枕木、自然石などの天然素材を使うのがオススメ。木材は年月とともに朽ちていきますが、それもある意味ナチュラルな味わいがあります。
木製のラティスやフェンスにつる性の植物を這わせたり、ハンギングバスケットをかけたりするのもステキです。
■アンティーク感を出す

Horst-Koenemund/Shutterstock.com
北欧には古いものを大切にして長い間使う文化があります。
庭にもヴィンテージテイストを取り入れて、古びたチェアやサビたシャベルなどをオーナメントとして飾ると北欧風に。
アンティークレンガを並べたり、レトロなブリキ缶を鉢替わりにしたりするとオシャレです。
■色合いはシンプルに
北欧ではウッドパネルの木造住宅が多く、パステルカラーやモノトーンの外壁をよく見かけます。庭も家と調和するように、華やかさよりシンプルな美しさにこだわるとよいでしょう。
オーナメントもシンプルな色合いにするのがオススメ。ワンポイントとして1~2色、ブルーのベンチやイエローのジョウロといったビビッドな配色を加えると、ハイセンスな庭が演出できます。
■くつろげる場所をつくる
北欧の人たちにとっては日光浴も楽しみのひとつ。庭でリラックスしながら穏やかな時間が過ごせるように、庭の片隅にテーブルセットを置くのもオススメ。
ガーデンパラソルを立てれば強い日差しを遮ることができて、日焼けの心配もありません。余裕があれば子どもの遊び場も作って、休日は家族で庭に出て一日過ごすのも楽しいですね。
■北欧風ガーデンにオススメの植物5選
■ジューンベリー

aga7ta/istockphoto.com
花が咲くシンボルツリーとして人気が高まっているジューンベリー。
春に可憐な白い花が咲き、初夏には宝石のような真っ赤な実がなる落葉高木です。
北欧では庭にリンゴやベリー類がよく栽培されています。ジューンベリーは庭を北欧テイストにする木としてオススメです。
■ゴールドクレスト

soniabonet/istockphoto.com
ゴールドクレストは明るい黄緑色の葉と柑橘系のさわやかな香りが特徴のコニファー。円錐形の樹形に洗練された美しさがあり、庭植えにすると大きく生長します。
北欧に多い針葉樹の森。コニファーで森林を再現することで北欧っぽさが演出できます。※参考価格:1000(ポット苗)~4000円前後(6号鉢)
■アイスランドポピー

Orthosie/istockphoto.com
北欧ファブリックのモチーフによく使われるアイスランドポピー。寒い地方に自生する多年草で、夏の暑さが厳しい日本では一年草として扱います。
カラフルな色合いと和紙のような風合いの花弁が特徴。広い面積で植えるとお花畑のようでステキです。※参考価格:400~800円前後(3号ポット苗)
■ラムズイヤー

apugach/istockphoto.com
ラムズイヤーは名前のとおり、羊の耳のようなフワフワした手触りのハーブ。
シルバーのクールな色合いとは対蹠的に、やわらかな葉は優しさと温かさを感じさせます。
5~7月にかけて花穂を高く伸ばし、淡いピンクや紫の花を咲かせます。※参考価格:300円前後(3号ポット苗)
■エリンジウム

alexmak72427/istockphoto.com
青い小花が丸く集まり、周りにトゲが生えているように見えるエリンジウム。
開花時期は6~8月で、花持ちがよく2週間ほど咲き続けます。切り花やドライフラワーとしても人気です。※参考価格:400~500円前後(3号ポット苗)
■まとめにかえて
豊かな自然をありのままに活かし、シンプルで温かみのある北欧テイスト。植栽やガーデンアイテムにうまく取り入れると、簡単に北欧スタイルの庭が完成します。
ナチュラルな北欧風ガーデンで季節の移ろいを感じながら、オシャレなガーデンライフを満喫してみませんか。