一歩外に出ると、うだるような暑さが続く昨今。気象庁から熱中症警戒アラートが出る日も増えてきました。
外出を控えて室内で過ごすことが多くなる夏は、インテリアを涼しげにコーディネートしましょう。
今回は夏のインテリアを涼やかに演出してくれる、ユニークなオススメ観葉植物を紹介します。
■涼しげで爽やかな観葉植物を選ぶポイント
■色合いが涼しげ
観葉植物の葉は明るいライムグリーンから落ち着いたダークグリーンまで、さまざまな色合いがあります。涼しそうに見えるのは、比較的明るめのグリーン。また白の斑入り模様がある葉もスッキリ爽やかな印象です。

New Africa/shutterstock.com
■茎や葉が繊細
茎が細く葉が薄くて小さめの植物は、見た目が繊細で涼やか。そばを通るとしなやかな枝葉がソヨソヨと動きます。自然な風の流れを感じられて、インテリアがクールな印象に。葉が細長くスッと伸びる観葉植物も清涼感があります。
■スッキリした樹形
幹が細くスリムな樹形は清々しい印象を受けます。長くしだれるタイプの観葉植物はハンギングにすると涼しげ。メインになる大型の観葉植物を中心に、高低差をつけながら鉢を配置しましょう。
空間をうまく利用することで、部屋が広く見えて爽快なイメージに仕上がります。
■オシャレで個性的!涼しさを演出する観葉植物6選
■カラジウム

Firn/shutterstock.com
細く柔らかい茎に広がるハート型の葉がオシャレなカラジウム。
緑に白や赤などの斑が入り、模様の美しさで人気があります。白っぽい葉は硬質感があり、夏のインテリアをクールに彩ってくれるでしょう。
明るい場所で育てると葉の色合いが一段とキレイに。葉焼けしないようにレースのカーテン越しに光が差し込む場所がオススメです。※参考価格:500~1000円前後(4号鉢)
■リプサリス

AHatmaker/shutterstock.com
繊細な茎を次々と伸ばしながら生長するリプサリス。熱帯雨林で木や岩に着生して生息する多年草で「森林サボテン」とも呼ばれています。サボテンの一種ですがトゲはありません。
品種によって細いヒモのような葉や、平らな葉などさまざま。春に白や黄色の花を咲かせます。
ハンギングにして吊るして飾るとユニークでとてもオシャレ。
■ディフェンバキア

Ekaterina_str/shutterstock.com
ディフェンバキアはアーモンド形の葉が広がりトロピカルな雰囲気。葉に白い斑が広めに入り、明るい葉色で清涼感を与えます。
耐陰性があり光の少ない場所でも栽培可能。強い日差しに当たると葉焼けすることがあるので、直射日光は避けるのがオススメです。
樹液には毒性があり、触れるとかぶれることがあります。素手で触れないように気をつけましょう。※参考価格:1000~2000円前後(4号鉢)
■トックリラン

jackbolla/shutterstock.com
トックリランはふっくらと丸みを帯びた幹がユニーク。徳利(トックリ)のように見えることが名前の由来です。株元から細長い葉が放射状に広がる樹形は、噴水をイメージさせて清涼感タップリ。
膨らんだ幹に水分を蓄えているので乾燥に強く、水やりの手間が省けるのもうれしいところ。日当たりを好むので、日なたに置いて育てましょう。
■エバーフレッシュ

gois_gois/shutterstock.com
細い茎と葉がスタイリッシュなエバーフレッシュ。鳥の羽のように軽やかに葉が動く様子が涼しげです。
ネムノキの仲間で、葉を閉じたり開いたりするのが特徴。夜に葉を閉じるのは水分の蒸発を少なくするためで、水切れすると葉を落とすこともあります。
ときどき葉水をスプレーしてあげるとよいでしょう。※参考価格:3000~5000円前後(4号鉢)
■ディスキディア

TuktaBaby/shutterstock.com
ディスキディアはぷっくりと分厚い葉が特徴のツル性植物。コインのような丸い形の「ヌンムラリア」や、ハート型の「ミリオンハート」が人気です。
ハンギング仕立てにすると葉の重さで垂れながら伸び、6~8月に咲く小花も楽しめます。直射日光に当たって葉が傷まないように、明るい日陰に飾りましょう。多湿を嫌うので水やりは土が乾いてから与えます。※参考価格:700~2000円前後(4号鉢)
■まとめにかえて
観葉植物は夏の暑さにも強く、室内のほのかな光の中でも元気に育つ品種が数多く揃っています。見た目の涼やかさだけでなく、二酸化炭素を吸収して新鮮な酸素を作り出してくれる働きも。
暑い季節は清涼感のあるインドアグリーンで、爽快な日々を過ごしてみませんか。