お金持ちになりたいと思っても、その方法はすぐに思いつかないですよね。そういう人が近くにいるわけでもないし、なかなかお金持ちになる方法を知る機会もないという人が多いと思います。
■お金持ちの人たちと付き合うこと
富裕層の人と話をしていると、ほとんどの人が言うのです。「お金持ちになりたければ、お金持ちと付き合うことが大事」だと。お金持ちになるべくしてなった人たちの考え方や生活を知ることが、お金持ちになる秘訣だということです。
あるお金持ちの人に言われたことがあります。「仲のいい人を5人思い浮かべてみて。その5人の平均収入があなたの収入になるんだよ」と。つまりお金持ちの人と付き合えば、あなたの収入も上がるということですね。
これについては論理的な根拠はありませんが、お金持ちの人の話を聞くと、彼らの思考回路は一般の人とはやっぱり違うなと感じます。お金持ちの人達と付き合って、お金や時間の使い方、人との付き合い方などを自分のものにするといいのではないでしょうか。
また、お金持ちと付き合うと、そこでしか出会えない機会に恵まれることが多々あります。彼らしか入れない会員制クラブがあったり、聞いたこともないような好条件の投資話があったりします。
投資話も怪しいものではなくて、信用のある富裕層だからこそそれだけの好条件で提示できる話であって、一般の人たちのところまではなかなか下りてこない話なんですよね。そういうものを見聞きして、彼らの生き方を肌で感じる機会を増やすことはお金持ちになる近道になりそうです。
■毎日ちょっとしたリスクを取ること
ある富裕層の人と話していたとき、なるほどと思ったことがありました。それは、「リスクを取らないとリターンがないことはわかっているのに、そこに踏み出さずにリターンを得ようとする人が多い」ということです。確かにリスクを取らずにいれば快適な生活を送れるかもしれませんが、何もリターンはありません。
お金持ちはそれをわかっていて、自分にとって快適な生活の範囲からあえて外れるようなことをしています。それも一つ一つは大したことではありません。その人が言っていたのは、いつもと違う道で帰るとか、興味がない分野の本を読んでみるとか、普段足を運ばないような土地をぶらぶらしてみるなどといったことです。
自分にとって興味がない分野の本を読むのは最初は苦痛かもしれませんが、読み始めると興味がわいてきたり、新しいビジネスを思いついたりと、自分の糧になると言っていたのが印象的です。いつもは行かない土地に足を運ぶのも、普段は出会わないような人と出会ったり、いつもは目にしないようなものを見たりできるのがいいと言っていました。
お金持ちになるということに直接関係がないように思うかもしれませんが、こういうことを繰り返していると不思議と運が回ってくる感じがするのです。その方が、そう話してくれた真意を知ることはできませんが、おそらく自分の興味のあることだけをしていると視野が狭くなって、あちこちにあるチャンスに気付けなくなるということなのだろうと思います。
チャンスは色々なところにあると思いますが、自分の興味のあることだけしか見ていないと、その範囲にあるチャンスしか掴むことができなくなってしまいますから。
■お金を少しでも貯めること
「お金は寂しがり屋だ」というのはよく言われることですが、お金持ちはそれを肌で感じているようです。
少しでもお金が貯まると、そこからは想像以上にお金が貯まるしお金が集まってくると言います。富裕層の人と話していて驚くのが、彼らは「お金が自然と集まってくる」と感じているのだということです。自分がお金を稼いでいるというよりは、お金が自然と集まってくるということのようです。
それはまさに、”お金は寂しがり屋”と言われるように、すでにあるお金がお金を呼ぶからではないでしょうか。これにも証拠はありませんが、お金持ちの人たちが感じていることと一致します。お金持ちになりたいのであれば、とにかくちょっとでもいいからまとまったお金を貯めることが大事なようです。
筆者も、20代前半の頃には貯金が全くできずに困っていました。しかし、ちょっと踏ん張って半年分の給料くらいの額を貯金してみたところ、そこからはスムーズに金を貯められるようになったのです。もちろん筆者の貯金は彼らのようなお金持ちと比較することは到底できない額ですが、お金は寂しがり屋だという言葉を実感した瞬間でした。
少しでも貯められると、お金を貯めるコツのようなものがわかってきますし、リズムもできてきます。
■おわりに
お金持ちになるということを難しく考えてしまうと、余計にお金持ちになるということが遠くなってしまいます。肩の力を抜いて、気楽に考えてみましょう。まずは自分にできることから一つずつやってみてくださいね。