ポイント投資と投資信託だけで100万円の利益を出す!という企画に挑戦中の、個人投資家・まつのすけさん。4月は久しぶりにFANG+投信などが好調! 米国系ファンドメインから全世界系ファンドへの転換などのリバランスも奏功し、前月比でプラスに返り咲きました!
2025年4月末時点の保有額:68万7,785円
4月は上旬に株価が大幅に崩れましたが、下旬に持ち直しました。とりわけ、保有投信に占めている割合が大きい米国メガテックの決算が好調で、たたき売られてきた半導体関連もリバウンド。
AAII(米国個人投資家協会)の調査では、リーマンショック、ITバブル崩壊、コロナショックなど幾多の大暴落を超越する、市場最高峰の弱気に陥っています。
また、バンク・オブ・アメリカのクレジット投資家調査でも、89%が今後の状況悪化を予想して、現金残高を大幅に増やしました。悲観が極まっており、そういう時は意外に株価が上昇しがちです。今後、数カ月はリバウンドを期待できると考えます。
保有投資信託の3月の運用損益÷前月末残高の月間騰落率は+1.09%となり、 楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド のマイナス4.15%を大幅に上回りました。連載開始からのトータルリターンは+105.22%で、 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) の+48.00%を大幅にアウトパフォームしています。
2025年4月時点の、エリア別ポートフォリオを解説!

4月は一時 エヌビディア(NVDA) の予想PER(株価収益率)が10倍台になり、歴史的な割安水準になりました。また、AIに強みがある半導体大手企業の ブロードコム(AVGO) も、悪い市況に引きずられて、好決算発表前の株価に全戻しとなってしまいました。業績が良いのに市況のせいで株価が暴落した場合、勝率が高いという認識です。
従って、これら2銘柄の組入比率が高い「 野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資) 」にスイッチングしました。
ただし、私としては、米国株全般にも強気です。VIX指数(恐怖指数:S&P500種指数をもとに投資家が市場に対して不安や恐怖を抱いている温度感を示す。
2025年4月時点の、タイプ別ポートフォリオを解説!

4月はスタンダード系ファンドを大きく減らし、その分、グロース系ファンドの割合を増やしました。具体的には、S&P500、Tracers S&P1000インデックス、ゴールドが組み入れられている投信などを売却し、半導体投信に寄せました。エヌビディア、ブロードコム、TSMCなどのAI関連半導体株が、かなり割安な水準まで株価が下落したので、魅力を感じています。
もちろんS&P500やオール・カントリーは、まだ有力な投資対象だと思います。S&P500では多くの底打ちシグナルが発動しました。3日連続で+1.5%以上になると、1年後は過去100%上昇。平均+20.7%、中央値+21.9%です。
また、S&P500が1日に+5%以上だと、1年後は過去23回中21回上昇。平均+26.9%、中央値+21.5%と堅調になっています。
2025年4月の保有投資信託~騰落率ベスト10
2025年4月1~30日までに、新たに購入した投資信託のうち、*騰落率ランキングをご紹介します。今月は下落が目立ったものの、プラスに転じている投資信託もあります! ぜひ何が上がって何が下がったのか、改めて確認していきましょう!
NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)成長投資枠で購入できるもの、NISAつみたて投資枠で購入できるもの、iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)で購入できるものに、それぞれマークを付けています。ご参考ください!
*騰落率:投資信託が、一定期間内にどれだけ値上がり・値下がりしたかを知るために、価格の変化率を計算したもの。
1位: iFreeレバレッジ FANG+
騰落率:10.13%
どんなファンド?:米国株のレバレッジ投信で、組み入れ銘柄は、アップル、メタ・プラットフォームズ(フェイスブック・インスタグラムなど)、Amazon.com、マイクロソフト、ネットフリックス、クラウドストライク(サイバーセキュリティ)、サービスナウ(クラウドソフトウエアなど)、アルファベット(Google・YouTubeなど)、エヌビディア、ブロードコム(半導体大手)です。
まつのすけコメント:NYSE FANG+指数(配当込み、米ドルベース)の2倍程度の値動きを目指す投信で、為替ヘッジがあります。
2位: 米国IPOニューステージ・ファンド<為替ヘッジなし>(資産成長型)
騰落率:4.62%
どんなファンド?:米国株のアクティブ投信で、組み入れ上位銘柄は、ロビンフッド(2013年に米国で創業したフィンテック企業。ロビンフッドという投資アプリを提供)、パランティア・テクノロジーズ(テロ対策の捜査と作戦を支援するソフトウエアの構築、AIの活用に強み)、スノーフレーク(データクラウドとAI関連企業)、ドアダッシュ(フードデリバリー用アプリの開発・運用)、アファーム(高額な買い物をした場合の分割後払いを提供する米国のフィンテック企業)、レディット(インターネット上で雑談などができるオンライン掲示板を運営するソーシャルメディア企業)、コンステレーション・エナジー(電気および天然ガスなどのエネルギー大手サプライヤー)、ルーブリック(機械学習を活用したソフトウエア企業)、メープルベア(北米の食料品テクノロジー企業)、マンデー.com(クラウド型のプロジェクト管理ツール)です。
まつのすけコメント:IPO(新規公開株)からおおむね5年以内の中型以上の米国株式への投資が基本の投資信託です(上場予定の銘柄を含みます)。新技術やビジネスモデルなどに着目し、企業収益の成長性が見込まれる銘柄に投資できます。個人的にパランティアは今後も有望だと考えています。
3位: Tracers NASDAQ100ゴールドプラス
騰落率:2.76%
どんなファンド?:米国株とゴールドに投資するレバレッジ型投信です。NASDAQ100が1倍、ゴールドが1倍で、合計2倍の投資となります。株式の組み入れ上位銘柄は、アップル、マイクロソフト、エヌビディア、Amazon.com、ブロードコム、メタプラットフォーム、コストコ、ネットフリックス、テスラ、アルファベットです。
まつのすけコメント:米国の株価指数先物、金先物取引に投資し、信託財産の純資産総額の200%相当額の運用を行います。原則として為替ヘッジはなく、円安になるとプラス、円高はマイナスです。
4位: グローバル・フィンテック株式ファンド[NISA成長投資枠]
騰落率:2.22%
どんなファンド?:世界株のアクティブ投信で、組み入れ上位銘柄は、ショッピファイ(ECプラットフォームを開発するIT大手)、ロビンフッド、コインベース(暗号資産のオンラインプラットフォームを開発・運営する企業)、パランティア・テクノロジーズ、トースト(レストラン業界向けのテクノロジープラットフォームの開発・提供)、メルカドリブレ(ウルグアイ本社の電子商取引ビジネス開発)、アディエン(グローバル決済プラットフォーム)、ロブロックス(無料で使用できるコミュニケーションプラットフォームの開発・提供)、ブロック(コマースエコシステム開発)、ピンタレストです。
まつのすけコメント:今後の成長が期待されるフィンテック関連企業の株式を中心とする投資信託です。個別銘柄の選定では、ハイテク・イノベーションの女性投資家で有名なキャシー・ウッド氏のアーク社からの助言を基にポートフォリオを構築します。アークは2021年~2024年半ばは主要指数に劣後しましたが、2024年後半からは堅調な月が増えてきました。
5位: iFreeNEXT FANG+インデックス[NISA成長投資枠][NISAつみたて投資枠]
騰落率:1.80%
どんなファンド?:米国株のインデックス投信で、組み入れ銘柄は、1位の「iFreeレバレッジ FANG+」と同じです。
まつのすけコメント:日々の値動きがNYSE FANG+指数と連動する投信で、為替ヘッジはありません。世界トップクラスのビッグテック米国企業の10銘柄で構成された株価指数で、大型ハイテク株への厳選投資が可能です。個人的にはトランプ関税時代には好業績銘柄に集中投資したいので、この投信はお気に入りです。
6位以下はこちら
6位: Tracers S&P500ゴールドプラス
7位: 野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)[NISA成長投資枠]
8位: 楽天・プラス・日経225インデックス・ファンド(楽天・プラス・日経225)[NISA成長投資枠][NISAつみたて投資枠]
9位: 米国インフラ関連株式ファンド<為替ヘッジなし>(グレート・アメリカ)[NISA成長投資枠]
10位: 米国インフラ・ビルダー株式ファンド(為替ヘッジなし)[NISA成長投資枠]
まつのすけ、今月の注目銘柄!
楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド(楽天・VXUS)[NISA成長投資枠][NISAつみたて投資枠]
どんなファンド?:FTSEグローバル・オールキャップ(除く米国)インデックス(円換算ベース)に連動する投信で、米国を除く世界株価の動きに連動する投信です。原則として為替ヘッジはありません。購入手数料は無料で、管理費用(含む信託報酬)は、年0.212%(税込)です。
トランプ大統領の政策で、世界の投資家の米国離れが進む可能性が出ました。もし米国以外の世界株に分散投資したい場合は、選択肢となる投資信託です。
まつのすけコメント:組入上位銘柄は、TSMC(半導体)、テンセント(中国のIT企業)、SAP(ドイツのビジネスソフトウエア企業)、ASML(半導体)、ノボ ノルディスク(デンマーク本社の世界有数のヘルスケア大手)、トヨタ自動車、ネスレ、ロシュ・ホールディング(スイス本社のヘルスケア企業)、アストラゼネカ(イギリス本社の製薬会社)、ノバルティス(スイス本社のヘルスケア企業)となっています。
まつのすけ、今月のがっかり
4月の前半は相互関税の発表、FRB(米連邦準備制度理事会)議長の解任検討など、大きな悪材料で株価が崩れてしまい、3月で底打ちという予想が大外れでした。しかし、トランプ大統領は市場が危機的な状況になると、政策を微修正する構えを見せているので、4月は底になり、数カ月は堅調だと考えます。
4月はニューヨーク証券取引所で、70%以上の銘柄が3日連続で上昇しました。過去この場合、S&P500は1年後に27回中26回上昇しています。平均+18.9%と堅調です。
また、S&P500の3分の2が、ボリンジャーバンドというテクニカル指標の下を突き抜け、その後に全銘柄がボリンジャーバンドの範囲内に戻ると、1年後は過去100%上昇。平均+16.32%となっています。
2025年4月のポイ活実績:3万219ポイント

4月は 楽天証券 で785ポイントを獲得しました。外国株式、先物・オプション、金・プラチナ取引などでポイントを得られます。
また、対象となる投資信託の月間平均保有金額に対してポイントを獲得可能です。さらに楽天ポイント・プレゼントのお得なキャンペーンを定期的に開催されています。
楽天グループの他企業からも、投信積立、SPU、銀行・証券の連携による所定の取引などで、楽天ポイントを獲得できます(参考: ポイントプログラム )。便利でオトクな楽天ポイントを得られるのが、楽天証券の優位性です。
(まつのすけ)