怪鳥っぷりは「ムリヤ」に負けてません!

怪鳥「An-225」のパーツも輸送

 ウクライナのアントノフ航空の公式Twitterが2021年2月27日(土)、「An-22」の初飛行日である2月27日にあわせて、コンセプト動画を公開しています。

“元祖”怪鳥!? 「世界最大プロペラ機」アントノフAn-22...の画像はこちら >>

アントノフ「An-22」(画像:アントノフ航空)。

「世界最大の飛行機」と知られるAn-225「ムリヤ」を世に出すアントノフですが、このAn-22も「世界最大のプロペラ機」として知られる規格外のサイズを持ちます。初飛行は1965(昭和40)年で、この当時は世界最大の航空機とされました。その全長は57.84m、全幅は64.40m。4機のターボプロップエンジンを備え、垂直尾翼はH型、主脚は胴体直下に貼りつくようなムカデのようなスタイルで、「アンテーイ」という愛称を持ちます。

 アントノフ航空によると、An-22は、1976(昭和51)年までに66機が製造。また、An-124「ルスラン」とAn-225「ムリヤ」といった、巨大貨物機建設用の特大部品の輸送に使われたといいます。

またAn-22は、2021年現在一般的になりつつある「ワイドボディ貨物機」の最初の機体であるともしています。

「世界最大のプロペラ機」!? 動画で見るアントノフ「An-22」