「くし状部材」を取り付けてホームとドアの隙間を縮めます。
車いすの利用客の乗降をスムーズに常磐線で実施される車いす利用客の環境改善の取り組み(画像:JR東日本)。
JR東日本は2021年4月20日(火)、ホームドア設置を進めている常磐線各駅停車の北松戸駅など7駅について、一部のドア前に車いす利用客の乗降を円滑化する対策を行うと発表しました。
実施されるのは北松戸、馬橋、新松戸、北小金、南柏駅、柏、北柏駅の7駅で、それぞれ2号車と9号車の4番ドアに位置する乗降口に「くし状部材」が設置され、ホームと列車の間隔を縮小します。当該乗降口のホーム路面には、ペイントによる案内表示が設置されます。
あわせて、この7駅のうち、特定の駅と乗降口で降車する場合は、希望により係員の案内なしで、客自身による降車が可能になります。対象となるのは、段差と隙間の目安値を満たす乗降口で、下り(取手方面)は北松戸、馬橋、北小金、南柏、柏の5駅、上り(綾瀬方面)は柏、北小金の2駅の、それぞれ特定の乗降口です。
なお、この7駅のほか、2022年度以降には、亀有、金町、松戸、我孫子、天王台、取手の6駅にも、ホームドアおよびくし状部材の設置が進められる予定です。