運休中のまま廃止となる見込みです。

長距離夜行バスがまたひとつ消える

 中国ジェイアールバスは2021年6月8日(火)、夜行高速バス「グランドリーム号」倉敷・岡山~横浜・東京線を8月1日に廃止すると発表しました。

なお同路線は新型コロナウイルスの影響により運休しており、このまま廃止の可能性があります。

JR夜行バス「グランドリーム号」東京~岡山線廃止へ 「ドリー...の画像はこちら >>

JRバスのグランドリーム車両(乗りものニュース編集部撮影)。

 一方で同社は同日、2018年の西日本豪雨災害以来、運行を休止していた夜行高速バス「ドリーム岡山・広島号」広島・岡山~横浜・東京線を、7月23日(金)の広島発便から再開すると発表しました。こちらは、新たに岡山県内の「山陽インター」バス停への停車も始まります。

 廃止される倉敷・岡山~横浜・東京線は2003(平成15)年開業。もともと「京浜吉備ドリーム号」の名で運行され、2019年にワンランク上のグランドリーム車両へ変更されていました。2階建て車両での運行、停車停留所の見直しや東京ディズニーランドへの延伸、東京メトロとのコラボレーションなど差別化の施策を行ってきたものの、「新型コロナウイルス感染症の影響もあって需要回復を見ないまま運休状態となり、今後も収支改善は見込めないと判断した」といいます。

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